淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

何を書きたいのかと聞かれても

 昨日は日曜日だったので夕食は、慣習となっている通り実家で食べた。
 マスヲの家族では下戸はいないため、母親もお酒をたしなむし、弟は毎日晩酌するため実家で顔を合わせるときにはたいていお酒を口にしている。
 マスヲが日曜日に実家で家族と食事をする時に、お酒を飲む割合は2割くらいだろう。
 昨日もそうだったのだが母親と弟だけがお酒を楽しみ、マスヲだけがノンアルコールのビールであわせることが多い。

 マスヲの住む地域では昨日は梅雨明け前なのに、日中35度を超すような暑い日になった。そのせいか母親もそれなりにお酒を飲んでいたのかもしれないが、少し気になるようなやり取りがあった。
 マスヲが最近同人誌に出戻りをしたことを以前話していたのだが、小説で何を書きたいのかと聞かれたのだ。
 この手の質問は誰にされても相手に併せて答えなければならないこともあって、非常に難しいし答えるのが面倒臭いのだが、その前に質問されたこと事態にいくつもの疑問が湧いたのだ。
 まず、母親は小説どころか本を読まない。むかし、『風と共に去りぬ』が好きだと話していたので、原作の文庫本をプレゼントしたことがあるが、目が疲れるからと言って一切読もうとしなかった。
 また、以前マスヲが同人誌に参加していた時のことにはほとんど興味を示していなかったからだ。逆に亡くなった父親は同人誌に発表した作品を読んでくれたし、マスヲが小説を書くことを好意的に捉えてくれていた。
 ちなみに父親の読書冊数はマスヲの家族の中では断トツだろう。父親ウイスキーを嗜みながら本に目を通していた姿は良く目にしたし、癌で病院に入院していたときも何冊かの文庫本を枕もとに置いていたほどだ。

 まったく小説を読まない母親に対して何をどう答えるのか困ってしまったが、次の言葉しか出てこなかった。
 ヒューマニズムかな、と。こっちは必死に考えて答えたのに母親はピンと来ていないらしく、少し絡みがちに、もっとわかりやすいようにと追加の説明を求められたのだ。
 社会的なことや時事的なことを今は意識して書こうとは思わない、そのようなことが問題になるのもそれを引き起こしているのが人間なのだから、と追加説明するのが精一杯だった。
 それでも、母親は納得できていない様子だったが、有名私大の文学部を卒業している弟が間に入ってくれたので母親の気持ちもその場では収まったようだったが、マスヲの言ったことをどこまで受け入れてくれたのかはわからない。

7月なのに忘年会の相談

 昨夜は小学校からの友人3人と栄にあるビアガーデンマイアミに繰り出した。今シーズンは例年に比べて行くペースが遅く昨日でまだ3回目だ。昨日も日中は暑かったのでビールが美味しくて、何杯飲んだか覚えていない。

 今日は1週間ぶりに労働に勤しんだ。副業のラーメン屋のアルバイトのシフトに入っているからだ。ちなみに明日もシフトに入っている。

 マスヲのバイト中の仕事はいろいろあるが、仕込みの手伝いをする時は店外にある冷蔵庫からラーメンの具材になるもやしを店内の冷蔵庫に移す仕事から始まる。
 バイト先でお客に提供しているラーメンはどのメニューでも一杯に結構な量のもやしを使うので、週末だと1日に店で使うのはかなり相当なものだ。今朝も2キロくらいのサイズの袋を30個以上運んだはずだ。

 この作業も夏の暑さの中だと相当に汗をかくが、もうひとつ仕込み中の作業で暑い作業がある。餃子を焼く鉄板を洗う作業だ。
 餃子の鉄板は1日使うと平日でも真っ黒になっている。その鉄板に洗剤をいれた状態で1度熱してから、軽くこする。そして熱くなった状態のままシンクに移してからまたさらに洗剤などを使って金属性のタワシで擦るのだ。
 使い込んでいる鉄板は傷なども相当入っているので、汚れもその傷に入り込んでいるために中々簡単には取れない。腕に力を入れてタワシで磨き上げていく。
 汚れの落ち具合を確認するために時々、熱湯をかけてみるのだがその作業をしていると完全に昨夜飲んだビールが汗で出てしまったような気がしてきた。

 だが、仕込み中はお客がいないし社員も含めて数年来の人がほとんどなので取り留めもない話などをしながら作業をするのが何となく楽しい。話題も午前中にふさわしくないような大人な話をしても誰も眉を顰めない。全員マスヲより年長者のせいもあるだろう。
 さて、今日の話題の中で興味深かったのはもう今年の忘年会のお店選びの話だ。マスヲのバイト先はそれなりに問題もあるが、忘年会の費用として従業員1人につき5000円まで会社がお金を出してくれるという太っ腹なところもある。マスヲの正業で勤めている会社は年によっては参加費を徴収されることもあるので、そういった配慮は嬉しい。
 もちろん話をしただけでお店は決まってはいないが、確かに夏を過ぎると12月まではあっという間の気もするし、そのスピード感は年々早くなっているように感じているのでその話題を初めても早すぎる気はしなかった。もう、そんな時期なのかもしれない。

スキー板のチューンナップ

 次の現場に参加する日にちをなんとか24日にしてもらえた。それでも、口約束よりは短くなってしまったのだが、あと1週間あれば自律神経の調子も大分よくなるだろう。

 時間はあっても自分の心身の調子を考えて月山でスキーを楽しむことは諦めた。月山スキー場で夏スキーをすることは、まだしばらくの間きっといつかはと思い続けて取っておく、楽しみのひとつとなりそうだ。

 実はそんな画策も考えていたために、今シーズンも散々使い込んだスキー板をチューンナップにまだ出していなかったのだが、今日お願いしに行った。
 昨年はチューンナップに出すことを晩秋まで忘れていたので、受け取りがシーズンインに間に合わなかったためだ。今シーズンは10月中には受け取れるとのことだ。

 マスヲが昔からお世話になっているお店のオーナーは腕は良いのだが、典型的な職人タイプ。頑固親父でこだわりが強い。メーカーによっては断ることもあるらしいが幸いマスヲの持っている板のメーカーは問題ないらしい。
 彼が話しを始めると熱くなりすぎるためになかなか終わらない。昨シーズンは板を出す時も受け取る時も、そして今日も熱くて長い話を聞くはめになってしまった。

 昨シーズン*1は今までのスキー歴の中では他のスキーヤーに圧倒的に話しかけられた年になったのが、今振り返ると考え深い。
 その中でもマスヲがホームゲレンデにしている野麦峠スキー場の高速ペアリフト、スカイラビットであるスキーヤーが話しかけてくれたのが思い出深い。
「名古屋の方ですか」とリフトに乗ってしばらくすると話しかけかれたからだ。
 リフトに乗る前後に誰とも喋っていないので、方言やイントネーションでわかるはずもない。ひょっとして駐車場で停車していた車のナンバーで判定されたのかなどと少しの間考えていたが、わからない。
「そうですが、どうしてですか」とマスヲが聞き直すとお互いのスキー板に張ってあるステッカーを指差した。
 二人がお世話になっているお店は名古屋市内だからだ。
 話しかけてくれた方は名古屋ではなく尾張旭市内在住とのことだった。リフトに乗っている間、シーズンインからシーズンの終わりまで、どのスキー場で楽しむか等の情報を交換することが出来たし、楽しかった。
 また、彼も親父の腕は信用しているようだった。
 だが、持ち込みは友人にお願いしているとのことだったが、やはり親父の長話が気になるのかもしれない。

*1:2016年11月~2017年5月

英雄色を好む?

 今日の午前中に友人から電話がかかってきた。普段なら仕事中で出られない時間だが、マスヲが今家で静養していることを知っている友人からだった。
 相談内容は友人が取得を考えているある福祉系の資格を取った際の給料についてだ。
 マスヲが今家にいること、転職が多くしかも業種業界を幾つか跨いでいること、総合病院に勤めていたことなどを踏まえると、相談されることが妥当な気がした。
 こちらの答えが適切でないかもしれないが誰かに相談すること、話すことによって自分の考えが整理されるメリットもあるはずなので、きっと少しは役に立っているだろう。
 友人の相談が一通り終わるとたわいもない話をして盛り上がったが、マスヲは今日胃カメラの検査を受ける日だったので、その時間が近づいたところで電話を置いた。
 その中で少しびっくりするような話題があった。

 先月末にマスヲは会社を経営している友人とお酒を飲んだのだが、その友人がバツ1で今の妻が再婚だということだった。
 しかも彼の初婚は20歳前で最初の奥さんは元AKBの前田敦子をもっと可愛くした感じの魅力的な女性だったらしいが、結局は彼の浮気が原因で別れたということだった。
 こちらは久しぶりに会ったので、マスヲの現在の家族状況を正直に話していたのに、彼からは彼の過去についてのそのあたりの話を聞いたことがなかった。
 こちらが正直に話したのは、話しているうちに隠したり嘘をついたりして昔からの友人と話していても、話題の途中で考えながら話さなくてはならないし、話しの辻褄が合わなくなってきて相手に不信感や不快感を与えるくらいなら、最初から格好悪い話でもしておいた方がいいと思ったからだ。
 何故、正直に話してくれなかったのだろうという思いと、妻が別居してしまった理由について妻を抱く回数が足りなかったのではないかという、下世話なことまで言われてしまったので、余計に気分が悪くなった。
 彼は今でもたまには外で遊んでいるようだが、それでもマスヲにそんな失礼なことを言うくらいなので、自分では実践しているという自負があることまで話していた。

 話題は変わるが、水曜日に面接を受けたプロジェクトへの参加が決まったようだ。
 ブログにあんなことを書いていたにも関わらず、面接に向かう電車内が女子高生と女子大生だらけだった。 女性が電車内の8割くらいで、7割くらいが学生だった。
 正直、数だけでなく魅力的な学生も多かった気がする。自分でも気がつかないうちにその日のそれからの態度が前のめりになっていたのだろう。
 マスヲの近くに3人組の男子高校生がつり皮を握りながら片手でスマフォをいじっていたが、彼らがなんとなく気がそぞろになっている気がしたのだった。
 そのうちに彼らはスマフォをポケットにしまい、正面を見る振りをして目だけがキョロキョロしているのをマスヲは見逃さなかった。
 途中の大きな駅で3、4割くらいの乗車客が降りたので、座席に座ることが出来た。
 座って正面を見ると対面に座っている男性の老人が背筋を伸ばして真剣な顔をして目を瞑っていた。目を開けると今度は中吊り広告の一点をじっと見ていた。
 俺は今まで豊富な経験があるからこれくらいの煩悩なんかに負けないぞ、と思って戦っていたのだろうか。

 相手先の会社の面接官は2人で、そのうちの1人は女性だった。前のめりになっているマスヲの前に女性が出てこられてはどうしようもない。見事に目論見は外れ、マスヲは向こうの好感度を勝ち取ってしまったようだ。
 そのために1日でも早くマスヲに参加して欲しいようだが、こちらもまだ心身の調子が全快とは言えない状況だ。
 自社もマスヲの体調に気を使って、今月はゆっくりしてもよいという話だったのだが、やっぱりその約束は反故にされそうな雰囲気が濃厚だ。
 マスヲの心身の調子が万全になりかけている途中なので、もう少しだけ猶予をもらえるように、自社にお願いしているがどうなることだろう?
 やはり大抵の社長であれば、自分の発言に責任を持つことよりも目先のお金なのだろうか。

 そういえば、自社の社長も自分で否定しないほどの女性好きだ。そのお陰もあって、気が向いたときには社内接待をマスヲは受けている。
 彼の好みや気分でお店を選ぶので、熟女キャバクラから支払金額にびっくりするようなクラブまで何度も連れて行ってもらった。
 マスヲももちろん女性好きなので、最初は嬉しかったが最近はあまり同行したくない。そのお店がハイソなお店ならば尚更だ。もちろん高級なお店は居心地がいい。
 だが、最近当たり前のことに気がついてしまったのだ。店のスタッフたちがマスヲや同行した人ではなく、支払いをする人間をより大事にしていることを。

 自社の社長も友人の社長も女性好きのようだが、向上心と比例するならば、その向上心の方向性も大事に考えてもらわないとまわりが迷惑する。

 ちなみにマスヲが胃カメラと同時に行ったピロリ菌の検査結果はどちらも問題なしだった。

時差Biz

 小池都知事がまた新しい言葉を作りだした。その言葉は『時差Biz』。
 元キャスターだから言葉への感覚が鋭いのはわかるが、彼女の発する言葉には、その言葉でしか表現できないような特別性がない気がすることがたまにある。
都民ファースト』が代表的だろう。『都民第一主義』で何か問題があるのだろうか。
 中身が無いものでも素晴らしい名前さえつければそのものの価値が高いと、マスヲみたいな短絡的な人間は勘違いしてしまう。聞き心地のいい、格好いいカタカナであればなおさらだろう。

 彼女の実績の中にはもちろん成功した例もある。代表的なのは環境大臣時に作り出した『クールビズ』だろう。
 マスヲが社会人なってから見たことはないが、『省エネルック』というものが過去にあったらしいが、これは流行らなかったようだ。この、『省エネルック』を言葉も含めてより洗練させたものが『クールビズ』らしい。

 『時差Biz』と言う言葉で思い出したのがフレックスタイム制だ。マスヲは今まで1度だけフレックスタイム制で働いたことがあるが、この制度には懐疑的だ。
 当時働いていたプロジェクトのルールとして、10時~14時のコアタイムが設定されていて、このコアタイムを含めて8時間働けばよいルールだった。
 オフィスが朝開く時間も8時と決まっていたので、早く出社しても8時になり、そこからランチタイムの休憩1時間を計算すると、最早で17時に帰宅できることになっていた。
 最初は9時に出社していたので、18時での帰宅を目指して頑張っていたが*1、帰宅時間がこのルールのせいで予定通り帰れない日が多くなっているのに気がついた。
 理由はまわりのほとんどのエンジニアが10時出勤しており、彼らは19時の帰宅を目指して自分のスケジュールを組んでいる。
 彼らとの簡単な打ち合わせや大きな会議なども平気で18時からの予定とされてしまうからだ。だから、次第にマスヲも含めた10時よりも早く出勤していた人たちも、次第に10時出勤となっていった。

 マスヲは転職数も多いし、今も傭兵としていくつもの会社を見てきたが、ほとんどの会社では作業結果や効率よりも会社に遅くまでいること*2がなんとなく賛美されているように思う。
 このような間違った賛美を改めないと『時差Biz』の普及は難しいと考えている。

*1:当時は今みたい傭兵根性で働いていなかったので

*2:仕事をするのではなく、仕事をするフリをするほうがマスヲは得意で楽なのだが