淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

酔っ払いの戯言

 今ほろ酔いでこの記事を書いている。
 昨夜、仕事後に名古屋のクラブクアトロまで知り合いの女性のライブに出かけた後に、元同僚と2人でグラスを傾けていたからだ。生中が390円の特筆すべきことはない居酒屋で。飲み物だけは注文してからすぐに出てきたが、つまみは何故だか時間がかかっていた。
 手間がかかりそうなものは注文していないはずだったが。

 そんなわけでお酒のわりにつまみが少なく感じたせいもあり、飲酒量のわりに酔っている。キーボードを叩いていても、素面のときに比べると間違いが多い。あとで見返したら誤変換などによる誤字も多いかもしれない。

 酔っているときに自分がとてつもない素晴らしいことを思慮したりしているような気がすることが、たまにある。
 だが、翌朝になると昨夜まで思いめぐらせていたはずの壮大な何かの一部分でさえも思い出せない。
 それこそがお酒の力であって、酔っ払いだけがなせる勘違いなのだろう。
 小学校からのある旧友が何度か同じようなことを言っていたし、その友人はそのことを追求しているためか、毎晩お酒を嗜んでいる。

 ショートショートの名手と言われた星新一。彼のショートショートはSF的でもあり、アイデアが何より光っている。
 自分が中学生の時に文庫本を読むことに慣れたのは、彼の作品に触れたことが大きい。
 最初は自分で何冊か書店で買い求めたが、亡くなった父親の本棚にも何冊か彼の著作が並んでいたからだ。父は彼のファンだったようだ。

 星新一は眠る時に枕元にペンと紙を置いて眠ったという。寝ている間に見た夢が作品に生かせるインスピレーションを感じたら、すぐにメモが取れるようにというのが理由だったようだ。
 そんな心持で寝ていたら、自分だったら眠りが浅くなりそうだが、彼はどうだったのだろうか。
 ちなみに彼が亡くなったのは71歳。平均寿命よりやや短いのは、やはり眠りが浅いせいだったのだろうか。

 自分はそんなことはしていないし、とてもそんなことは真似できない。眠るときは何も考えずに深く眠りたいからだ。

 だが、お酒に酔っているときはどうだろう。
 飲み会の帰りの電車などで、自分で自惚れることができるほどの何かを思いついたら、メモを取る習慣を身に着けられないだろうか。
 そして、そのメモ書きを翌朝見たら自分でも恥ずかしくなるようなレベルで意味のない戯言ばかりなのだろうか。
 それとも自分でも驚くようなセンスのある何かが書き連ねてあるような、奇跡は起きないだろうか。
 まずは、この記事を素面になった時に読み返してどう思えるのかが、酔っぱらっている自分は気になっている。

ホワイトデーとバースデー

 今日は暖かい。日中だけでなく、仕事終わりに街を歩いてもコートを邪魔に感じるくらい。彼岸の前だが春を感じる夕暮れだった。
 今日はホワイトデー。自分の最年少のガールフレンドから、バレンタインにお菓子をもらったので昨日お返しを買った。今日届けたかったが、予定が重なってしまった。

 今日は知り合いの女性のバースデー。ホワイトデーは誰にとっても平等だが、誕生日だけはその人だけのもの。
 よって、ガールフレンドへのお返しではなくて、年上の女性のバースデーイベントをとった。
 彼女のバースデーイベントとはクラブクアトロでステージに立つことだ。誕生日なので当然、バースデーライブになる。
 バースデーライブに観客が少なければ寂しいので、彼女と知己である自分の元同僚と一緒にライブを鑑賞することにしたのだ。

 彼女には仕事上で助けてもらっただけでなく、プライベートでも刺激を受けている。
 50歳のアイドルを自称している彼女。はっきり言って自分とも元同僚とも音楽性も彼女の表現した方向性も交わらない。
 だが、仕事をしながら自己表現を続けようとしている姿には感銘を受ける。自分と同じシステムエンジニアなので仕事に振り回されて活動に時間が思うようにならないことにもシンパシーを感じるからだ。

 彼女のステージを見るのは昨年の5月以来。
hatehatehahaha.hatenablog.com
 今夜はどういったステージになるのだろうか。オリジナル曲はあるのだろうか。自分が知っている曲が1曲くらいはあるのだろうか。
 特に、彼女のステージが終わった後に、自分自身がどのような気持ちを抱くことになるかに、興味を持っている。
 少なくとも昨年彼女のステージを見たことで何らかの刺激を受けたことは間違いない。
 彼女の生きざまを見たことで、自分の創作活動に加速度がついたと思っている。

 自分の中では次回作の構想がいくつかある。だが、どの構想も妄想の域を出ていない。自分の脳内の中で部分的な物語を作って遊んでいるレベルだ。
 先日、10数年ぶりに小説を脱稿したことで満足している自分がいるからだと思う。
 そんな自分を焦らせるような何かが今夜感じられとよいのだが。

大人になるということ 【「海月姫」9話の感想】

 昨夜も楽しく見させてもらった。『海月姫』の9話を。シュウマイと湯豆腐をつまみに缶ビールを飲みながら。
 普段家でビールを嗜むときは1本で済ませることが多いのだが、ドラマが佳境のときに飲み切ってしまったので、思わずもう1本プルトップを開けてしまった。

 今週は先週よりは泣かなかった。多少涙が滲んだが。それよりも何故かわからないが爽やかさを感じた。
 オタクの女性グループ、『尼ーず』。彼女たちが少女から大人になろうとして悪戦苦闘する姿に、自分は何かを重ね合わせていたからかもしれない。
 ニートである彼女たちが、主人公である月見を迎えられるように、自立した大人になるための姿にだ。

 作家、山田詠美の言葉で次のような言葉がある。「大人になるということは、成長するということよりもむしろ、成長させるべきでない領域を知ることだ。」
 彼女の小説はそれほどタイプではないが、この言葉は大好きだ。初めて読んだ時から20年近く経っているが、未だに自分の中では色褪せない。
 この言葉を自分なりに解釈すると、自分の中の成長させるべきでない部分を見つけてそれ以外の部分を変えるために進めるようになることが大人になることだと。

 今週はばんばさん演じる、松井玲奈がドラマ中で初めて目を見せた。ばんばさんがあるスキルを発動するために。
 そのシーンを見た要潤のコミカルなリアクションも楽しめた。
 そんなコミカルなシーンも含めて楽しむことができるのも来週限りだ。次回はいよいよ最終回だからだ。

 自分は面白いと思っているが、毎回の視聴率も芳しくないようだが、今週の9話はどうだろう?
 自分のまわりでもあまり見ているという話も聞かないのも少し寂しい。
 それにも関わらず、最終話までカットしないで放送してくれたフジテレビに感謝している。

 ドラマというメディアは最終回で裏切られることが多い気がする。それまでは面白いと思っても最終回でがっかりすることはよくある話。
 だが、『海月姫』には、良い意味でドラマのファンを裏切ってもらえるようなエンディングを迎えて欲しいと願っている。そしていつものように泣かせてもらえるような。

 泣いたあとにはどんな気持ちが残るのだろうか。クラゲロスになるのだろうか。
 主人公の倉下月見演じる芳根京子さんや『尼―ず』たちとも会えなくなる、ロス感に堪える心の準備も始めなければならないのだろうか。

アッキード事件でも文春に頑張ってもらいたい

 お騒がせ参議院議員だが何かと憎めない山本太郎が昨年の今ごろ、参議院予算委員会安倍晋三に対して発言した下品な言葉がある。その言葉は『アッキード事件』。
 天邪鬼なために権力者が嫌いな自分も、さすがにこの言葉には少々引いた。

 国会で森友学園の前理事長、籠池泰典が国会で証人喚問されたのも、ちょうど去年の今頃。
 それから今日まで、どれだけ『森友』と『加計』というキーワードを見聞きしただろう。
 そんな状況でも昨年秋の衆議院選挙で与党自民党がそれなりに議席を維持したために、残念ながらこの問題は沈静化していた。

 だが、3月2日の朝日新聞の報道でまた世間がざわつきはじめた。
 正直、自分もこの一報を知ったときは朝日新聞に対して疑念も持っていた。確実な証拠を今日、見るまでは。
 今となっては朝日新聞の報道に拍手を送りたいが。大阪地検財務省の関係者からのリークであることがネットなどで囁かれているが、自分もその推測に近い考えだ。

ロッキード事件』に準えたとしても、『アッキード事件』という言葉から抱くイメージは卑小だし、下品だ。しかし、だからこそこの言葉にセンスを感じとれる。
 首相夫人の安倍昭恵の口利きによって、国有資産が不適正な価格である特定の組織に払い下げられてしまった事実。
 本来ならば、法治国家としてあってはならないことを揶揄する意味もこもっていると感じ取れるからだ。

 財務省森友学園関連の種類についての弁明が二転三転している。佐川宣寿長官の発言も含めて。
 それがここにきて、あっさり白旗を上げるように文書の改ざんを認めるなんてあきらかにおかしい。あくまで自分の推測だが、他にももっと悪意のある文書の改ざんがあるのではないかと疑ってしまう。
 大阪地検やマスコミを納得させるために最小限の書類のみを自ら提出して、出来る限り傷口を小さくしようと計っているのではないか。

 もちろん、大阪地検もプロなのだからその点も見越して捜査するだろうし、そうあって欲しい。
 だが、自分がそれ以上に期待していることがある。それは文春砲だ。
 週刊文春でも、文藝春秋でも構わない。かつて田中角栄を追い回して退陣のきっかけを作ったと言われたことを思い出して欲しい。会社の威信をかけて。
 芸能人の不倫スクープに使っているパワーをいくらか振り分ければ、それなりの情報が掴めるのではないだろうか。
 ベッキー小室哲哉のファンを見返すためにも?

水仙

 20代のころ花を扱う仕事をしていた。最初は生花の地方卸売市場でアルバイトをしていたが、そこに買い付けに来ていたお客の会社で社員として働くことになった。
 そのお客の会社の仕事は生花の仲卸。商品を地方卸売市場で買い付けて、仕入れにきた生花店に販売及び配達するのが主な仕事内容だった。

 退社するきっかけは経営状態が思わしくないために、従業員に対して社会保険を辞めるという通告が一方的に会社からされたことが原因だった。
 ある可愛がってもらっていたお客から、その業界に残ることを考えていないことを話すと、もったいないと言われたが、自分の意志は固かった。どうしても、商品である花に対して強く興味を持てなかったからだ。

 生花の卸業に関わっている若い人間は、ほぼ目的意識を持っていた。
 花を育てている農家、生産者の子弟がどんな商品が好まれるのかを勉強するために働いているケース。生花店の子弟が店を継ぐために修行しているケース。いつか自分で生花店を経営したいと考えているケースのいずれかがほとんどだった。

 自分が勤めていて会社の先輩の1人は実際、自分の店を開いた。
 自分が働いていたときに3歳ほど年上の女性がアルバイトとして入社したが、彼女の目的も自分のお店を持つことだった。
 また、あるお得意様から自分の息子をマスヲが勤めていた会社で働かせたいといった要望があった。その後、実際にその息子と一緒に働くことになり、今では彼が後を継いで店を切り盛りしている。
 年齢が自分と一緒のこともあり、彼とは今では友人だ。余談だがお互いに独身のころ、彼に何回かコンパを開いてもらったこともある。

 もともと、その仕事に就くまでほとんど花には興味がなかった。生花の業界に6年以上も関わっていたのにもかかわらず、辞めることになったときも花に対する興味はそれほど強くなってはいなかった。
 だが、好きな花はいくつかできた。そのうちのひとつは水仙だ。自宅の庭先にも植えてあり、今年もつい先日まで花を咲かせていた。

 いつかは福井まで出かけて、海岸沿いに咲いている越前水仙の群生を見てみたいと思っているが、なかなか機会に恵まれない。
 オッサン1人が冬の日本海に佇んでいたら、自死のためと勘違いされそうだし、友人と行くのもオッサン同士となってしまうので、ミスマッチな気がする。
 気軽に一緒に行ってくれるガールフレンドが居ればと思う、数少ないシチュエーションのひとつだが、今のところそんな女性はいない。
 そんなことを考えているうちに今年も越前水仙の見ごろが過ぎてしまった。