淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

クイズ

 今回の記事は読者に2枚の写真を見てもらうことから、はじめたい。どちらもある公園で昨日の午後、望遠ズームレンズで自分が撮ってきたものだ。

f:id:mobemobe617:20190713084903j:plain
Ⅰ枚目の写真。
f:id:mobemobe617:20190713085030j:plain
2枚目の写真。
 2枚撮った写真のカメラはそれぞれ別。1台はこのところ愛用しているOLYMPUSの『PEN Lite E-PL7』。もう一台は最近買ったNikonの『D610』。
 主な違いはミラーレスかどうかと、センサーサイズと画素数だ。『PEN Lite E-PL7』はミラーレスでセンサはマイクロフォーサーズで画素数は1720万、『D610』はミラーレスではなくてセンサはフルサイズで画素数は2426万。
 発売時期は『PEN Lite E-PL7』が2014年9月20日、『D610』は2013年10月19日なので、『PEN Lite E-PL7』の方が販売されたのは1年ほど後だ。
olympus-imaging.jp
www.nikon-image.com
 答え合わせをすると1枚目は『D610』、2枚目は『PEN Lite E-PL7』でそれぞれ撮影したものだ。
 何故、そんなクイズみたいな質問を読者にしたかというと、昨日の撮影後に帰宅して自宅で撮影データを見ていたら、あることが気になったからだ。
 自分で見て考えていても、2枚の差がそれほどわからなかったから。

 試しに昨夕、写真撮影を趣味にしている友人4人にLINEで聞いて見た。するとノーヒントで正しい答えを即答した人物は1人だけ、もう1人の正解者は昨晩に電話をしてきたので、少しヒントを話すと今朝、答えてくれたのでかなり熟考したのかもしれない。

 自分がクイズを出した4人はおそらく、LINEで写真を受信したからスマホでそのまま見ただろう。自分は撮影データをパソコンで見たのに明確な区別の基準を持つことができなかった。
 正当を即答した友人は写真の絵を見たわけでなく、アスペクト比で判断したらしい。アスペクト比はそれぞれ、フルサイズは3:2、マイクロフォーサーズは4:3になる。

 昨日の午後、先々月に今上天皇が植樹祭のために訪れた公園で2台のカメラをぶら下げながら撮り歩くと、やっと新しく買ったNikonの『D610』で最低限の写真を撮れるようになってきた。
 梅雨の雨上がりとはいえ、フルサイズの『D610』も持って歩くのはきつかった。マイクロフォーサーズの『PEN Lite E-PL7』だけだったら、かなり楽だっただろう。望遠ズームレンズも含めて4本のレンズを持ち歩いているが、カメラボディだけでなく、レンズまでも軽いから。

 カメラやレンズが軽くて、自分のようなカメラ初心者にとっては、撮影した写真にそれほど差を感じない。
 せっかくフルサイズセンサの『D610』を無理して買ったものの、当分はまだ『PEN Lite E-PL7』の方が出番は多そうだ。
 それにしても、『D610』を無理して買って良かったと思える日は来るのだろうか。

 これから写真撮影をはじめるために、カメラの購入を考えている友人知人がいたら、自分はフルサイズのカメラは勧めないだろう。
 APS-Cどころかマイクロフォーサーズのセンサのカメラで充分だと思うから。特殊な状況で変わった被写体を撮るのでなければ。

仕事以外でしかスキルアップできない?

 今回の記事のタイトルはある女性が書いたblogへの当てつけだ。彼女はblogの中で人は仕事を通じてしか向上できないと書いていたことがあったが、自分はそのことにずっとひっかかっていた。
 彼女のことはオフラインでも知っている間柄。年令は20代の後半、背は小柄なもののスタイルも顔立ちもまあまあなので、男性からはそれなりに人気があるようだが、はっきり言って自分は好感を抱いていない。

 オフラインで会って会話していても、彼女のblogを読んでいても同じようなことを感じる。表面上は正論っぽい、意識の高さを思わせるようなことを時々表現するが、その表現に対して彼女の行動が伴っていない。
 久しぶりに彼女に会った先日、自分の口が滑ってしまった。それらのニュアンスを漂わせてしまったのが、彼女の気に触ってしまい、ムキになって自分へ畳みかけてきたのには驚いた。
 一応、彼女との関係性では自分がお客。意識が低い自分は彼女に見下されているからなのだろうか。

 ところで、先ほどやっと一息ついた。今週末に行われるパーティーの準備がやっと終わったからだ。そのパーティーとは自分が参加している同人誌の25周年と100号の発刊を記念してのものだ。まさか、ここまで作業が多くなるとは思わなかった。
 仕事をしながらだったら自分のスキル、集中力と体力では、こなせなかっただろう。

 最後の最後に残した作業はある配布物を作ること、パーティー出席者全員にちょっとした読み物を配ることになっていたからだ。出席者によっては手持ち無沙汰になることを憂慮して、世話人の間から意見が上がったからだ。
 作成したものはA4サイズ2枚。その元となるものは紙をスキャナで取り込んだと思われるJPEGファイルを受け取っていた。
 そのファイルには、余分なページが付いていたり、古い紙媒体を取り込んだせいかデータ上にくすみや汚れも目立ったのだ。

 昨晩、遅くまで作業していたが、全く捗らなかった。今までほとんど使ったことがないPhotoshopまで使っていたからだ。
 いくらSEで普通の人よりは多少、パソコンに詳しくてもPhotoshopまで使いこなせる人はどれくらいの割合だろうか。Photoshopを使う作業はデザイナーの領分だからだ。

 疲れ果てたので、深夜にさじをなげるような文面をメールで発案者に送ると、今朝になって返信が返ってきた。
 その返信には発案者が苦労したことを伺わせる配布物のサンプルが添付され、徹夜で作業したことも書かれていた。だが、添付されたものは見るに耐えないものだった。

 その返信を見た瞬間、自分にスイッチが入った。やはり、自分がするべき作業だったと。
 睡魔と戦いながら手探りで作業した昨夜と違って、少しは寝たせいで多少は頭の回転がマシになっていたようだ。
 1時間ほどでその作業に最低限必要なPhotoshopの使い方をマスターし、配布物を作成することが出来た。

 これが仕事だったら言い訳を並べ立てて、Photoshopの使い方さえ少しもマスターすることなく終わっただろう。
 それにしても何故、Photoshopが使える環境を持っているかが疑問に思っている読者がいるかもしれない。オフラインで交流を持っている友人知人の中には。
 その理由は、後日に書き綴ることになるだろう。

f:id:mobemobe617:20190712114427j:plain
記事の内容には全く関係ないけれど、現像したら可愛くて仕方がないので今日はこの写真。先日撮影させてもらったモデル、砂月蛍さん。さくらフォト撮影会にて撮影。

久しぶりの本町、初めての中崎町

 昨日は朝から大阪で過ごした。8時過ぎに家を出て、電車を乗り次いで名古屋駅で9時30分過ぎの、のぞみに乗車して。
 新大阪駅からは地下鉄御堂筋線で本町まで南に下った。

 本町を訪れたのは久しぶり。以前、勤務していた会社の本社が本町にあったから。その会社は新興市場とはいえ上場していたが、初めて本社を訪れた時には、驚いた。
 地下鉄の駅から結構歩いた裏路地にある、うらぶれたガソリンスタンドの脇にある雑居ビルに入居していたから。

 当時、自分が所属していたのは名古屋支社。他に東京にも支社を構えていたが、本社よりも名古屋と東京の支社の方が利便性も高く、オフィス内もオフィスが入居しているビルも綺麗だった。

 東京支社はなんと、麻生にあった。その会社に在籍している間、3ヶ月ほど東京でも仕事をしていたので、何度か訪れたことがあった。
 ひょっとしたら、自分の人生に二度と縁が無い街になるかもしれない。外国大使館が建ち並ぶおしゃれな街には。

 昨日、本町を訪れた理由は自分が愛用しているカメラの製造メーカがオリンパスであることと関連している。
 オリンパスショールームが本町にあり、そこで昨日開催された、カメラとレンズのメンテナンス講座を受講するためだった。
 講座は11時からの1時間。講座内容はカメラボディーとレンズクリーニングの方法の説明と実践だったが、役に立ったと思う。受講料金が無料だったこともあって、オリンパスへの好感度が上がった。

f:id:mobemobe617:20190711172444j:plain
講座が行われたショールームオリンパスプラザ。
 講座が終わった後、付近で昼食を食べることにした。ショールームから少し歩くと、ラーメン屋の前で何人もが列をなしていたのが目に留まった。店の名は、『中華蕎麦 葛』。
 並んでいたのは、ほとんどがビジネスマンだった。
 カジュアルな格好にリュックとカメラバッグを背負った自分は最後尾に並んだが、ラーメン屋らしく客の回転が早いせいか、並んだ時間は意外と短かった。
f:id:mobemobe617:20190711172431j:plain
『中華蕎麦 葛』の看板と待つ客の列。
f:id:mobemobe617:20190711173157j:plain
『中華蕎麦 葛』の入口。D610で撮影。
 券売機で食券を買って注文したのは『出し蕎麦』、値段は550円。
 客席はカウンターのみ。座って待っていると、自分の前に丼が置かれたので、立ち上がって自分の前に降ろして、中を覗き込んだ。
 今まで見たことがないような外観のラーメンだったが、食べてみて驚いた。とても、550円のラーメンだとは思えないような味だったから。
 令和になってから、いや今年になってから食べたラーメンの中で一番の味だった。
f:id:mobemobe617:20190711172417j:plain
最近食べた中で一番のラーメン、『出し蕎麦』。価格は驚きの550円。
 美味しいものを食べたおかげで気分良く店を出て、地下鉄の駅へ向かった。
 朝は御堂筋線に乗車したが、今度は中央線から谷町線を乗り継いだ。中崎町に向かうためだ。
 本町に本社がある会社に在籍中、大阪で半年以上も仕事をしたことがあったので、大阪のキタにはそれなりに土地勘があると思っていたが、中崎町は訪れたことが無かった。谷町線は隣駅、東梅田までは乗車したことはあったが。

 中崎町に向かったのには理由があった。ある女性と中崎町の地下鉄の駅で14時に待ち合わせをしていたからだ。
 その女性のことを自分はほとんど何もしらなかった。おおよその年令と、名前くらいしか。
 それでも、彼女のポートレート中崎町周辺で撮影する約束になっていた。

 女性と待ち合わせをすることは、かなり久しぶりのことだった。
 しかも、知らない街で知らない女性が相手だったことが、より新鮮だったし、自分を緊張もさせた。
 果たして、どんな女性が現れるのだろうか、本当に彼女は来るのだろうかという考えも、時々頭をよぎった。

 その女性はaoiちゃん(仮名)。以下のネットサービスで知り合った。撮影したいカメラマンと、カメラマンに撮ってもらいたいモデルを結びつけるマッチングサービスで。
www.photomatch.jp
 13時30分前には現地に着き、周辺を散策しながら何枚かのスナップ写真を撮った。実際にポートレートを撮るならば、その場所のイメージを掴んで置くことは必要だったから。
 中崎町を撮影場所に指定したのは彼女だったが、散策しているとすぐに納得できた。駅から少し歩くだけで、雰囲気のある建物や裏路地がいくつもあったから。
 実際にスナップ写真だけでなく、ポートレートを撮っている人たちが何人も目についた。大阪ではポートレート撮影のメッカなのだろう。
 名古屋ではそんな場所はない気がするし、撮影会などのイベント以外でポートレートを撮っている人がどれくらいいるのだろうか。そういう視点から考えても、名古屋は文化の薄い街だと思う。
 表面上は、いくつかの大きな製造業のおかげで景気が良さそうに見えたとしても。

f:id:mobemobe617:20190711172404j:plainf:id:mobemobe617:20190711172611j:plain
中崎町周辺のスナップ、すぐにシャッターを切りたくなるようなロケーションが目についた。
 待ち合わせ場所の少し前に駅に戻ると、1人の女性が誰かを待っていた。彼女と目線が合うと、話しかけられた。彼女が、約束していたaoiちゃんだったのだ。
 当日、自分が何を着ていくかを事前に伝えていたから、気がついてくれたのだろう。

 お互いに簡単な挨拶をしながら、すぐに2人で歩きはじめた。撮影スポットを探しながら。
 事前に撮影時間は2時間と決めていたので、休憩や雑談をしながら16時過ぎまで撮影した。撮影枚数はだいたい2000枚ほど。
 その間、先日にやっと気がついたことを忘れずに、撮り続けた。ポートレートは真剣に撮影しなければならないことを心して。

 おかげで16時を過ぎるとかなり疲れを覚えていたが、それは久しぶりに感じたほどよいものだった。
 撮影後には2人で喫茶店に立ち寄り、今風のかき氷を食べた。世間でフワフワというキーワードで語られているヤツだ。
 そんなかき氷を食べながら、写真の受け渡し方法や今後の扱い方について話し合った。
 撮影したデータを自分が整理、現像した後に彼女へ渡すこと。彼女が許可を出した写真はこのblogやSNSなどに、自分が公表していいことも。
 1時間ほど、それ以外のこともおしゃべりをして、地下鉄の駅で別れた。

f:id:mobemobe617:20190711172352j:plain
モデルを務めてくれた彼女が注文した、かき氷。
 帰りの新幹線では何度もうたた寝をし、帰宅後もリビングでいつの間にか寝落ちしてしまったが、それは記憶にないほど久しぶりのことだった。よっぽど疲れていたのだろう。
 これほど何かに集中したのは何時以来だろう? ちょっと思い出せないが、昨日の経験が得がたくて貴重なことだったことは間違いないだろう。

呑みに行ったら黒服に仕事を勧められた

 来月、危険物丙種取扱試験を受けることにした。ひょんなことがきっかけで。
 数日前のある夜、ほろ酔いの状態で繫華街を一人歩いていると、黒服に声をかけられた。あるガールズバーへの勧誘だった。
 今、自分が離職中でお金に余裕がないことを正直に話して断ろうとすると、思わぬ方に話が転がり始めた。
 その黒服が冬期に働いている仕事に勧誘されたのだ。今年の10月中旬から、来年3月までの期間の仕事を。

 オフラインで自分のことを知っている人も、このblogだけでしか自分のことを知らない人も、冬期の仕事に誘われて自分が興味を示した様子から、ウインタースポーツに関わる仕事を連想するのではないだろうか。
 だが、ウインタースポーツと危険物の資格に関連性を見いだすのは難しいだろう。

 黒服に勧誘された仕事というのは、灯油の移動販売の仕事だ。
 彼の話によると、最低1万円以上の日給が担保され、あとは歩合によって給与が上積みされると言う。
 彼の昨シーズンの1日の最高歩合は5万円以上だった教えてくれた。

 その話をまるまる信じている訳ではないが、酔っていたこともあって、細かいところまで話を聞いてみた。会社の社長の人間性や、お客の傾向などを。
 社長はそれなりにいい人らしいが、あまり信じていない。経営者というのは、いつでも自分の都合の良いように変質することを身に染みているからだ。
 嫌なお客が少ないこと、お客に感謝されることが多いことは、それなりに信憑性を感じた。

 移動販売で灯油を買う人間は、体力が無い人やお年寄りが多いだろう。そんなお客に対して購入してくれた灯油を玄関先まで運ぶという当たり前のことをするだけで、喜んでもらえるなんて、自分にとっては新鮮な気がする。
 自分が本業としてきたシステムエンジニアの世界では、ほぼあり得ないことだからだ。
 そんなこともあって、システムエンジニアとして現場に復帰することへ躊躇している。好きなことばかりして過ごしているので、実弟から最近はセレブと嫌みを言われているが。


 七夕の日にTwitterで7Payについてのtweetに自分が翌日返信すると、❤よりもリツイートの方が現状では多くなっている。自分のtweetや返信の中で❤よりもリツイートの方が多くなったのは初めてのこと。ちなみに、自分の返信は以下の文面だ。
『ここ数年、真面目な提案や意見はしなくなりました。お客様が求めていないのがわかったから。こういう事件が起きるとまた、自分のようなロースキルエンジニアにも仕事が回ってきて、お互い様じゃないかな。』

 tweetに反応してくれた人以外にも、多くの同調者がいるように思えてきた。今のままの状況だと、IT業界の未来は暗いと言わざるを得ない。
 ICT、IoTなどの格好良く今風でスマートなIT用語だけが飛び交っていても。

f:id:mobemobe617:20190710065043j:plain
中古とはいえ、フルサイズのデジタル一眼レフカメラを買ってしまった。NikonD610に望遠ズームレンズ付きで6万円ちょっとの出費。この写真はそのカメラでのテスト撮り。

スランプ脱出?

 ポートレートを撮るのは好きだが、ここのところ何かが自分の中で納得いかないことが多かった。原因があるはずだとは思っていたが、なかなか原因を発見することができずにずっとモヤモヤしていた。
 だが、ようやくその原因がわかったが、まずはその結果の写真を掲載したい。

f:id:mobemobe617:20190709101737j:plainf:id:mobemobe617:20190709101726j:plain
受講した講座でモデルを務めてくれた@実莉ちゃん。
 ポートレート、いや写真を撮らない人でもわかる人ならわかるのではないだろうか。自分が撮った写真を今春からはこのblogに毎日載せているが、掲載したポートレートの中で群を抜いていることが。
 自分でもシャッターを切った瞬間に、しっかりとした手応えがあった。

 自分がスランプに陥っていた原因は極めてシンプルなこと。自分の真剣さが、ただ足りなかったことだけ。
 ポートレートの被写体は人間。カメラマンである自分も人間でお互いに感情がある。
 自分が真剣でなかったら、モデルもそれに答えてくれないという当たり前のことを、昨日あるカメラマンから教わった。下記の講座受講を通じて。
www.street-academy.com
 このblogには大人の事情で掲載できない写真がある。その写真は産まれて初めて参加したカメラ量販店が主催した撮影会で撮った写真だ。その中には自分で見ても、他人から見ても良い作品が意外にも多かった。
 そのことをビギナーズラックだと最近は考えていたが、その考えは間違っていたように思う。
 自分で言うのもなんだが、あの日あの時の自分は真剣にカメラのシャッターを切っていた。

 初めてのポートレート撮影会への参加だったことももちろんある。だがそれ以上に、あの頃はまだ自分の持っているカメラの操作も覚束ないほどだったのにも関わらず、最新のカメラを借りたために真剣にならざるを得なかった。
 自分がまとっていた真剣な雰囲気が、モデルに伝わったのだろう。撮影は囲みで行われたが、一瞬一瞬ではカメラマンとモデルが1対1になるはずだし、カメラマンの真剣さが足りなかったら、モデルが1対1にもなってくれなかったかもしれない。

 先月、友人を誘って別のカメラ量販店の撮影会に参加した時のことを振り返ると、思い当たることがある。
 午前中に、自分はあるモデルに怒られたのだ。そのことについて、自分は釈然としなかったが、今となっては理由がわかる。
 自分の持っているカメラと操作が近い機種をメインカメラとして借りていたこともあって、どこか力を抜いていたことが彼女に伝わったのだろう。

 午後からは、自分が使いたかった他のメーカーのカメラを借りた。借りたカメラの性能に惚れ惚れしたこと、指導を受けたカメラマンが憧れの人だったこともあり、いつの間にか真剣になっていた。
 当然、午前と午後で撮った写真の質は全く違う。

 カメラで写真を撮ることはもちろん趣味。ただ、趣味だからといって、力を抜いていては結果がついてこないので、本人としても面白くない。
 真剣になれるような趣味を見つけることができたのは幸せなこと。しかも、それがひとつやふたつではない自分は、どんなに幸せなのかを、気がつくことができた。