淡白マスヲのたんぱく宣言 

40過ぎのおっさんのエッセイ。昨日より、今日見たことや感じたことを書きたいと思っています。

春の音?夜明けの音?

23時過ぎから20年来の友人と2件お店を梯子をして飲んで締めにラーメンを食べ、2時過ぎに別れてから歩いて自宅まで帰ったら5時を過ぎていた。
昨日のブログを書いてから寝るまでのことを1文で書いたらこんな文章になる。
でも、僕にとっては気分のよい久しぶりに楽しい夜になった。
 我が家から私鉄で10数分かかる駅近くにある飲み屋の前で友人と合流し、二人のお気に入りの店に入った。
 相手をしてくれたのはその店のママでいつものようにくだらない話をしていただけだ。
 彼と飲んでいるとお互いに仕事の愚痴などを言わないのが何となくのルールになっていて、その日ももちろんお互いの仕事の愚痴はしなかったのだが、ただお酒を飲みはしゃいでいるだけで、自分の気持ちが落ち着きどんどんほぐれていった。
 最近の職場ではうんざりすることばかりで、本当は誰かに愚痴りたくて仕方がなかったのにだ。
 彼は職場の歓送迎会から飲み始めていたたため、17時過ぎから飲んでいて帰りたいようだったが私のわがままでもう1件だけ付き合ってもらった。
 その店には自分のお気に入りの席があってその席でお酒を飲むのが好きなのだが、昨日はためしに彼に座ってもらったら僕がその席を気に入ってくれたのがわかったようだった。
 ちょっとした小窓なのだがすぐ下に国道が通っている。昼間は国道なのでそれなりに車が多いのだが夜が深まっていく度に車がまばらになっている。
 お酒を飲み酔いが深まっていく。カウンター越しに女性スタッフと会話している中、会話の合間にその窓越しの夜景を見るのが好きなのだ。
 気分のよいまま、店を出て昔からあるチェーン店のラーメン屋でラーメンを食べる。特別なラーメンでもないがおいしく感じた。
 食べ終わると店をでて、なんとなく二人で店の前のガードレールに軽く腰掛けながらたわいもない話を少しして、別れた。
 タクシーを拾おうかとも思ったが気分もいいので、酔い覚ましに歩きはじめた。スマートフォンとイヤホンで好きな曲を聴きながら歩き続ける。自分は時折、小声ではもっていたつもりだが酔っぱらっていたため、周りから見たら結構な声でみっともなかったかもしれないと途中で気がついた。
 そのために、道を途中から河川敷の道にルートを変えた。時間を調べると3時過ぎ。そんな時間のそんな道でも時折、他人とすれ違う。
 数台自転車とすれ違ったが、他はみな犬を散歩させていた。飼い主にとっては夜の散歩だろうか、朝の散歩だろうか、
それとも飼い主の気まぐれの散歩で愛犬も嫌がっているのだろうかなどと考えていたらスマートフォンの電源が切れた。
 音楽が聞けないのでイヤホンを外した。
 酔いも少し覚めはじめたのか、小寒さを覚えたので河川敷から裏道を通り幹線道路へとルートを変えていく。
 東南アジア系に見える女性が3人自転車で通り過ぎていく。そのころになると空が少しづつ白みはじめていく。早朝とはいえ、幹線道路なので時折車が僕を追い抜いていく。遠くでミニバイクの音が聞こえる。新聞配達だろうか。
 自宅に近づくにつれたまに遠くで聞こえていた鳥の鳴き声が、だんだんとはっきりしてくる。
 自宅前の公園を横切ろうとすると入口の花壇に咲いている花に目が映ったが、花の名前はわからなかった。
 公園に入るとまた違った感じの鳥の鳴き声が聞こえた。
 帰宅して着替えてベッドに入った。感じのよいまどろみの中で考えた。
 イヤホンを外してから聞こえてきた音は春の音? 夜明けの音? それとももっとちがった音だったのだろうか。