淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

女子会プラス1

 今夜は年上女性2人との食事会だった。中華料理のオーダーバイキングを楽しみながらの昨年末以来の再会だった。
 2人とは定期的に会っていて、昨年の忘年会では中華のオーダーバイキングに行くはずだったのだが、お店の都合でキャンセルになってしまったので、今回は別の店でリベンジしたことになる。

 2人はマスヲが今の仕事(情報処理技術職)をするきっかけを作ってくれた会社の同僚で、もう3人ともその会社は退職している。
 女性の年齢に触れるのは失礼かもしれないが、他の2人の年齢は40代と60代だ。
 2人とも独身で60代の彼女は親と同居している。母親が認知症なので会うときはそのことが話題のひとつなることが多い。
 知人から直接話を聞くと、親どころか自分だってそれなりの年齢になって認知症になるかもしれないと思うようになってきた。

 40代の彼女はマスヲにとっては恩人だ。
 その会社に入るきっかけを簡単に説明するとハローワークが紹介する会社にOJTとして勤めて、お互いに相性があえばそのまま正社員として勤務することができるというプログラム内容だった。
 その会社の規模は従業員が30人ほどで、内部での開発はほぼなくて人を出して(派遣で)お金を稼ぐこの業界では普通のビジネスモデルの会社だった。
 多くの社員は近くの大手ベンダーの会社に派遣されているために、昼には自社で食事をするために戻ってきていた。
 こちらのOJTのメンバーは4人。ちなみに、今現在この4人の中で交流があるのは1人だけだ。

 僕らのOJTが終わりに近づいてきたある日のこと、メンバーのうちの1人が、昼食に戻ってきているメンバーに給料のことを聞き出した。しかもかなり唐突に。
 僕はなんて無神経なやつだろうと思っていた。当然、しばらくは誰も答えなかったが1人の女性だけが正直に答えてくれた。
 その時、僕は彼女の好意にびっくりした。彼女にとっては、僕ら4人はまったくの赤の他人だ。
 見返りもないのに自分のデリケートな情報を教えるなんて、人間出来過ぎていると今まで何度思い返してもそう思う。

 その情報を参考にして結局僕はその会社に入社することになり、今の業界になんとか10数年かかわり続けている。
 再開する際にに時折、その話になる。何回もマスヲも聞いている、何で教えてくれたのかと。
「だって一番大事な話じゃない」いつも彼女は笑顔でそう答えてくれる。
 今夜はその話題にはならなかったが、マスヲのblogにアドバイスをもらうことができた。
 もうひとりの彼女も興味を持ってくれたようでURLを連絡したら、読んでくれるとのことだった。
 久しぶりの再開なのに楽しい食事会になった。
 今夜も女子会にまぜてくれて「ありがとう」と感謝したい。