淡白マスヲのたんぱく宣言 

40過ぎのおっさんのエッセイ。昨日より、今日見たことや感じたことを毎日書きたいと思っています。

10years

 昨日の記事「優柔不断」で書いた、迷っていた飲み会に参加した。

 19時半にある店でのスタートだった。

 時間があれば18時半に名駅の金時計で集まって先行メンバーで集まって時間をつぶすことも提案されたが、マスヲには他の理由があったために、19時半に店に直接行くことを幹事に約束した。

 

 行った場所というのはチェーン店の台湾式足ツボマッサージ店だ。

 先日受けた健康診断の問診で医師に最近の体の不調を相談した。

 最近特に困っているのは偏頭痛と仕事中に体温が上昇し、酷い時には37度前後までになる。

 医師からは交感神経が休まっていないので、とにかくリラックスすること、仕事中は検温しないこと、37度までは我慢すること、体温を気にすることがストレスになると言われた。

 

 今週は週初めから安定剤も睡眠薬も飲まずに過ごせてきたのだが、木曜日の夜は午前1時を過ぎてもまったく眠れず、そればかりか久しぶりに耳鳴りだけでなく眩暈にもベッドの中で出る始末。

 あきらめて、久しぶりに安定剤と睡眠剤を飲んで眠った。

 

 翌日は朝から飲んだ薬の副作用もあってか体の調子がより悪く、皆がYシャツで仕事をしている中、体温が一定していないのかスーツの上着を着たり脱いだりしながら、なんとか夕方の定時まで我慢することが出来たが、リラックスできていないと感じていたので、マッサージを受けることを考えていたのだ。

 

 施術者との相性も良かったのか、マッサージ後は体の調子がよくなり、飲み会の開催場所に向かった。

 店には19時15分くらいに着いた。

 マスヲが幹事だったら選択しないような雰囲気の店だった。

 店員に幹事の名前を告げると席に案内された。

 店内でも一番奥の席だったせいもあるが、時間まで本を広げると店の落ち着いた雰囲気もあってか、読書に集中していたせいで、他のメンバーが来るまでの時間が早く感じた。

 

 昨夜の集まったメンバーと知り合ったのは15年前だ。

 当時皆失業中で、失業者に対する職業訓練のある講座で知り合ったのだ。

 講座の内容は3か月間で素人をJavaの技術者に養成するという内容だった。

 最初の2か月でプログラム言語のJavaのある資格を目指し、その後1か月は用意されたOJT先の会社で実務の経験を積むといった内容だった。

 OJT先でお互いに相思相愛になれば、その会社にそのまま就職できるということになっていた。

 

 その講座に参加したのは12名。1名は途中で中退したが他の11名は最後までプログラムを完走した。

 しかもメンバーのほとんどがプログラミングはおろか、前職でコンピュータも使っていないようなメンバーが多かった。

 皆で目指した資格もマスヲも含めて6人合格することができた。

 

 しかも、当日集まらなかったメンバーも含めるとその講座の数か月がきっかけで、IT業界で今でも働いているメンバーはマスヲが知っているだけで7人はいるはずだ。

 学生時代意外に、ターニングポイントを誰かと一緒に過ごすというのは中々得難い経験だと思っている。

 

 大阪から参加するメンバー以外は19時30分に揃った。

 かつて失業中に一緒に勉強した仲間と、その指導をした講師の6人。

「優柔不断」で述べた一番会いたかった方は、やはり恩師である講師の方だった。

 2年前と変わらずに当日も元気な様子を見せてくれた。

 

 最初の話題はやはり何年会っていないかと言うことからはじまった。

 どうやらリーマンショックより後ではないという結論になり、ほぼ10年ぶりということになった。

 その結論が出るとマスヲだけでなく皆が感慨深そうだった。

 

 マスヲの正面には「パパ」が座ってくれた。

 彼は当時結婚して子供いる状態だったために、マスヲが付けたあだ名だ。

 当時から彼とは机が隣同士で、気があったせいかすぐに時間がむかしに戻ったような感覚を覚えた。

 パパがまず、マスヲを当時の呼び名で読んでくれたのも嬉しかった。

 

 しばらくすると大阪からのメンバーも到着した。

 彼は現在大阪在住なので、数年前にマスヲが大阪で仕事をし、大阪の十三や西中島などで飲み歩いたことを話したら、「なかなかディープなところで飲むね」と笑顔で返された。

 

 今年マスヲが参加した飲み会では1番時間が過ぎるのが早かったし、非常に話しの内容もそれぞれの家族の話しなどで捉え方によってはネガティブな話題もでたが、決して暗くならずに最後までさわやかに過ぎていった。

 また、仕事の愚痴や技術的なこと、エンジニア特有の理屈っぽい話しにもほとんどならなかったのも素晴らしかった。

 

 また、飲んでいる最中にパパと他のメンバーが僕の箸の進み方遅いことに気が付いてくれたのもびっくりしたし、ありがたかった。

 10年ぶりなのに、マスヲの当時の食べっぷりを覚えてくれていて、なおかつ最近の体調が優れていないこともある程度推測してくれていたのだ。

 

 会は予想通り1次会で解散となったが、もう十分だった。

 幹事とは帰宅方向が途中まで一緒なので2人で並んで電車の長椅子に座った。

「来てよかったでしょ」と幹事はドヤ顔気味で言ったが、マスヲは素直に頷いていたと思う。

 

 行く前は数年ぶりに再開することになることや、マスヲの体調やつまらないこだわりで躊躇していたことが、本当に馬鹿馬鹿しく思えた。

 

 家に帰ってお茶漬けを食べていると、急にさびしくなった。

 最近、感じたことのないさびしさだった。酔っていることもあったのでそのあとはすぐに寝てしまった。

 

 来週の月曜日には幹事と同じオフィスで顔を合わせることになるので、そのときに何度も誘ってくれたことも含めてお礼を改めて言いたいと考えている。

 

 ちなみに今回のタイトルはむかし好きだった渡辺美里の楽曲から取りました。

 サビの部分の歌詞が初めて聞いたときから、今日までどんどん感じ方が変わってきているし、これからも変わっていくだろうと想像させられる。

 昨夜集まったメンバーと再開するのがまた10年先かもしれないけれど、また再開したいと思う。

 

『あれから10年も この先10年も』 10yearsより

 作詞 渡辺美里

 作曲 大江千里

 

【気持ちよく飲んだせいで料理の写真がピンボケばかり。これはカニの料理でこれを紙で包み上から木づちで叩いて食べました】
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