昨夜の風呂上りからしばらくすると、右耳が突然聞えにくくなった。
飛行機やスキーなどで高低差で急に気圧が変化すると耳に幕がかかったような感じがするが、その状態がずっと続いているような感じだ。
唾を飲みこんだり大きな深呼吸をしたりしても治らない。
寝れば治るかと期待してベッドに入った。
今朝になっても耳は聞こえに憎いままでしかも耳とあごの間くらいが少し痛い。
休暇を取って通院するか悩んだが、右耳は利き耳でもないので取りあえず様子をみながら出勤することにした。
今の職場はとにかくコミュニケーションが無い。
1日誰とも喋らないことも珍しくないが、今日は幸い左隣りの人と数回会話をしたくらいだったので、右耳の調子の悪さはそれほど影響なかった。
15時を回っても耳の様子が改善しないので、不安になってインターネットで調べてみると、耳鳴りでも突発性とであれば早期に治療をしないと取り返しがつかなくなることもあるということがわかったので、心配になってきた。
試しに右耳を指で塞いでみると今まで聞いたこともないような種類の耳鳴りまでしてくる。
すぐに現場近くで定時後に診療を受けられる耳鼻科を調べて帰宅途中に診察を受けることにした。
定時きっかりに事務所を出て、現場近くの耳鼻咽喉科に向かった。18時過ぎに医院に着いた。
季節柄か待っている患者は少なくすぐに診察を受けることが出来た。
問診、聴覚検査と骨伝導の検査を受けた結果、医師から左耳に比べると右耳の低音が聞こえにくくなっている状態だそうだ。
病状名としては、低音障害型感音難聴になるそうだ。症状の原因としては疲れやストレスらしい。
治療方法としては服薬と安静にするようにと言われた。
出勤は控えた方がいいですか、マスヲは嬉しくなって医師に聞き返した。
「休むほどではないですよ」、と医師に即答された。
体を動かすような仕事でないことがカッターシャツとスラックスから判断されたのだろう。
一瞬でも明日公然と休めることを期待してしまったので、少しがっかりしながら帰宅した。