淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

フェトの後

 昨夜は記事を書いたあとに予定通り、21時過ぎに飲みに出かけた。
 乗車客が少ない電車内にチョコレートケーキを座席の横に置いて座った。目的の駅で降りて、最近ちょくちょく顔をだしているガールズバーに向かった。テナントビルの下までくると17日にマスヲが訪れた際に裏方に徹していたキャストが、お店の案内と来店をお客に声をかけて促していた。
 先日は大変だったね、と思わず彼女に言葉をかけた。
 すると彼女は少し照れ笑いしながら教えてくれた。姉妹店のキャスト(今夜マスヲがケーキを渡す予定の彼女)が、今夜マスヲが訪れることを彼女に話してきたことを。
 先日の祭りの夜に彼女が裏方に徹していたことがずっと気になっていたので、あとで彼女にも会いにいく約束をしてエレベーターに乗った。

 昨夜遊びに行った目的はマスヲの誕生日の日にケーキをプレゼントしてくれたキャストにお返しをすることだった。
 彼女は最近店のblogにチョコレートケーキが好きだと書いていたので、ここ数日マスヲはインターネットやデパートのスイーツコーナーを歩きまわってチョコレートケーキの情報を集めていたのだ。
 店を訪れて彼女にチョコレートケーキをプレゼントした。喜んでくれたようでほっとした。彼女がケーキを切り分けてくれて、2人で食べた。彼女にとっては1日遅れのバースデーケーキたが、彼女は昨日お店にいなかったからだ。
 2人では食べきれない大きさだったので、残りは彼女が持って帰って家で食べると話していた。
 みんなのお陰でマスヲの45歳のはじまりはわりといい感じに過ぎている、と彼女にお礼を言った後はたわいもないかもしれないが楽しい話をしてひと時を過ごした。
 チェックをしてもらった後に、少しだけ大人になった彼女にエレベーターで姉妹店まで送ってもらった。

 姉妹店を訪れると、ビルの下で会ったキャストはカウンターの中に居て、声をかけてくれた。一杯ごちそうして、先日のことを思い返しながらねぎらいの言葉をかけた。
 大変だったけど、祭りの主役だった彼女には入店してからお世話になっていたそうでその日だけはなんとか頑張ろうと前から思っていたそうだ。

 誰かが居なくなっても困ることはないのかもしれないし、時間が過ぎれば居なくなった人のことはいずれ忘れ去られていく。
 だが、誰も居なくなった人の変わりにはなれないし、誰も他人の代わりにはなれないという当たり前のことを強く感じた夜だった。祭りの後に。