淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

英雄色を好む?

 今日の午前中に友人から電話がかかってきた。普段なら仕事中で出られない時間だが、マスヲが今家で静養していることを知っている友人からだった。
 相談内容は友人が取得を考えているある福祉系の資格を取った際の給料についてだ。
 マスヲが今家にいること、転職が多くしかも業種業界を幾つか跨いでいること、総合病院に勤めていたことなどを踏まえると、相談されることが妥当な気がした。
 こちらの答えが適切でないかもしれないが誰かに相談すること、話すことによって自分の考えが整理されるメリットもあるはずなので、きっと少しは役に立っているだろう。
 友人の相談が一通り終わるとたわいもない話をして盛り上がったが、マスヲは今日胃カメラの検査を受ける日だったので、その時間が近づいたところで電話を置いた。
 その中で少しびっくりするような話題があった。

 先月末にマスヲは会社を経営している友人とお酒を飲んだのだが、その友人がバツ1で今の妻が再婚だということだった。
 しかも彼の初婚は20歳前で最初の奥さんは元AKBの前田敦子をもっと可愛くした感じの魅力的な女性だったらしいが、結局は彼の浮気が原因で別れたということだった。
 こちらは久しぶりに会ったので、マスヲの現在の家族状況を正直に話していたのに、彼からは彼の過去についてのそのあたりの話を聞いたことがなかった。
 こちらが正直に話したのは、話しているうちに隠したり嘘をついたりして昔からの友人と話していても、話題の途中で考えながら話さなくてはならないし、話しの辻褄が合わなくなってきて相手に不信感や不快感を与えるくらいなら、最初から格好悪い話でもしておいた方がいいと思ったからだ。
 何故、正直に話してくれなかったのだろうという思いと、妻が別居してしまった理由について妻を抱く回数が足りなかったのではないかという、下世話なことまで言われてしまったので、余計に気分が悪くなった。
 彼は今でもたまには外で遊んでいるようだが、それでもマスヲにそんな失礼なことを言うくらいなので、自分では実践しているという自負があることまで話していた。

 話題は変わるが、水曜日に面接を受けたプロジェクトへの参加が決まったようだ。
 ブログにあんなことを書いていたにも関わらず、面接に向かう電車内が女子高生と女子大生だらけだった。 女性が電車内の8割くらいで、7割くらいが学生だった。
 正直、数だけでなく魅力的な学生も多かった気がする。自分でも気がつかないうちにその日のそれからの態度が前のめりになっていたのだろう。
 マスヲの近くに3人組の男子高校生がつり皮を握りながら片手でスマフォをいじっていたが、彼らがなんとなく気がそぞろになっている気がしたのだった。
 そのうちに彼らはスマフォをポケットにしまい、正面を見る振りをして目だけがキョロキョロしているのをマスヲは見逃さなかった。
 途中の大きな駅で3、4割くらいの乗車客が降りたので、座席に座ることが出来た。
 座って正面を見ると対面に座っている男性の老人が背筋を伸ばして真剣な顔をして目を瞑っていた。目を開けると今度は中吊り広告の一点をじっと見ていた。
 俺は今まで豊富な経験があるからこれくらいの煩悩なんかに負けないぞ、と思って戦っていたのだろうか。

 相手先の会社の面接官は2人で、そのうちの1人は女性だった。前のめりになっているマスヲの前に女性が出てこられてはどうしようもない。見事に目論見は外れ、マスヲは向こうの好感度を勝ち取ってしまったようだ。
 そのために1日でも早くマスヲに参加して欲しいようだが、こちらもまだ心身の調子が全快とは言えない状況だ。
 自社もマスヲの体調に気を使って、今月はゆっくりしてもよいという話だったのだが、やっぱりその約束は反故にされそうな雰囲気が濃厚だ。
 マスヲの心身の調子が万全になりかけている途中なので、もう少しだけ猶予をもらえるように、自社にお願いしているがどうなることだろう?
 やはり大抵の社長であれば、自分の発言に責任を持つことよりも目先のお金なのだろうか。

 そういえば、自社の社長も自分で否定しないほどの女性好きだ。そのお陰もあって、気が向いたときには社内接待をマスヲは受けている。
 彼の好みや気分でお店を選ぶので、熟女キャバクラから支払金額にびっくりするようなクラブまで何度も連れて行ってもらった。
 マスヲももちろん女性好きなので、最初は嬉しかったが最近はあまり同行したくない。そのお店がハイソなお店ならば尚更だ。もちろん高級なお店は居心地がいい。
 だが、最近当たり前のことに気がついてしまったのだ。店のスタッフたちがマスヲや同行した人ではなく、支払いをする人間をより大事にしていることを。

 自社の社長も友人の社長も女性好きのようだが、向上心と比例するならば、その向上心の方向性も大事に考えてもらわないとまわりが迷惑する。

 ちなみにマスヲが胃カメラと同時に行ったピロリ菌の検査結果はどちらも問題なしだった。