淡白マスヲのたんぱく宣言 

40過ぎのおっさんのエッセイ。昨日より、今日見たことや感じたことを毎日書きたいと思っています。

気がついていないうちに

 今朝、出勤するために自宅の門を出ると近所の主婦が歩道の脇にしゃがみ込んでいた。帽子をかぶり軍手をしながら、歩道に生えた草を抜いていたのだ。
 マスヲの自宅付近では昨日強い雨が降ったために雑草が抜きやすくなっているとはいえ、舗装の隙間に生えているのだから抜きにくくて大変だろう。
 自分の敷地でもない公道で、しかも彼女の自宅からも近くない。マスヲの自宅からの方が近いのだ。彼女の奉仕活動を見ていると朝から申し訳なく思えてきた。
 彼女の横を通り過ぎるときに「おはようございます」と「すいません」の言葉を同時に掛けると、笑顔で振りむいてくれた。

 通勤電車の中で彼女のことをしばらく考えていた。そういえば今日彼女が草抜きをしていたあたりには、少し前まではファーストフードの包装紙やドリンクカップなどがよく捨てられていたが最近はほとんど見ない。歩いて行ける距離にファーストフード店があるからある程度のゴミは諦めていた。
 見なくなった原因は、マスヲが気づいていないうちに彼女が掃除をしてくれているのではないかと思えてきた。
 家の近所を綺麗にするのは悪いことではないのはわかっているが、なかなか出来そうで出来ないことだ。
 割れ窓理論に沿って考えると自宅の近所を綺麗にすると自分やまわりの人間が犯罪に巻き込まれる確率が下がることになる。
 彼女の行動はもちろん彼女自身や彼女の家族を守ることにも繋がるのだろうが、それ以外にも近所の治安に良い影響を与えるだろう。

 今の現場になってからは現場のリーダーの意向により、残業するのは当たり前の状況だ。当然、疲れが溜まりやすいので体調不良になりやすい。マスヲも体調不良で1日欠勤したが、他のエンジニアが体調不良で欠席することも目立っていた。
 すると今度はリーダーから、体調不良で休むことを咎めるようなメールが外注全員に送付されてきた。マスヲが少し気になっている女性のエンジニアがいる。
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 彼女はここ2、3日体調が悪いのかこの季節なのにマスクをしながら出勤を続けている。リーダーからのメールが無ければひょっとしたら彼女は出勤しなかったかもしれない。

 そんな状況では定時に帰り難いので今週金曜日の夜回り当番は休むつもりでいた。
 だが、今朝の彼女の姿を見て再考し始めている。職場の冷たい視線に比べれば、地域のために活動した方が価値あることに改めてきづいたからだ。