淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

アウトローな会社の英断

 今月の上旬からある固定電話から平日や週末を問わず、昼間に何回かの着信があった。複数回の着信があるのに、留守録もされていない。さすがに気になり、電話番号検索サイトで調べたが掛けてきた相手先はわからなかった。
 つい先日になんとかその番号からの着信に出ることができた。相手はある証券会社だった。昔は4大証券会社のひとつといわれたが、山一証券が消滅してしまった今となっては残る3つのいずれかだ。

 相手の要件はマイナンバーの提出だった。未提出の場合はマスヲの口座の継続が不可能になり、強制的に解約されるとのことだった。相手にマイナンバーカードの受取り拒否をしているので番号を知らないために提出できないと伝えた。
 独身時代はその証券会社である程度の金額を運用していたが、今では口座に1円も入金されていないので、こちらは全く困らない。相手はあっさり、こちらが拒否をしたので面喰っていたようだった。

 マスヲは最近よく友人たちにアウトロー扱いされるが、勤めている会社もアウトローだと言われたことがある。その理由は一昨年の年末に会社からのある申し渡しがあったことを友人に話したからだ。
 その申し渡しの内容というのは、会社が従業員のマイナンバーを集めないということだった。会社が検討した結果、従業員のマイナンバーの情報を確実に守れないというのが理由だった。マスヲはこの決断を英断だと考えているし、他の従業員も概ね好感を持って受け止めていた。
 マスヲが勤めている会社の業種としては情報通信業に当たるので、情報の扱いについては他の業種に比べると長けているはずだからそれなりの根拠があってのことだと思う。
 人からアウトローな会社だと後ろ指を指されても、この点に関しては胸を張って会社の決断を指示している。

 その後、副業先でもマイナンバーの提出を求められた。
 マスヲは店の責任者に自社にもマイナンバーを提出していないことと、提出しないことで労働者も会社側も不利益を得ないことを説明した。すると店の責任者は直接会社の役員に直接交渉してくれ、と言い出す始末。しかも、今すぐにここで電話しろと言い出した。
 マスヲは何のための責任者なのかと腹立たしかったが、仕方なく電話でその意思を会社側に伝えた。
 後日、副業先の専務と直接会って話し合い、マスヲのマイナンバーの未提出は了承された。ちなみに店で未提出が認められたのはマスヲだけ。他の店ではどうなのだろう?

 最後にマスヲが副業先と交渉するために参照したページを参考までに紹介しておく。
マイナンバー朗報!事業者も要らない・各省庁がお墨付き 最善の対策は何もしないこと - るいネット