淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

ガンダムガンダムと大の大人が恥ずかしい

 ここ1年くらいマスヲは仕事先では言葉が少ない。下手をしたら朝と帰りの挨拶くらいしか言葉を口にしない日も珍しくない。考えたら1人暮らしなので一日で二言しか話さない日もあるかもしれない。
 今の現場でも仕事以外の話はほとんど誰とも話さない。

 今の現場の右隣のエンジニアはマスヲと同じ年齢だ。彼は昔のマスヲなみに職場では口数が多い。
 その話題の中で特に気になったのが先日、ガンダムの話題を年下のエンジニアに語っていたことだ。
 彼が話していたのは通称、ファーストガンダムのことで富野喜幸監督が手掛けてテレビ放映されたアニメーション、『機動戦士ガンダム』のことだ。
 いい歳の大人がガンダムガンダムと唾でも飛ばしそうな勢いで話しているのを聞くとこっちが恥ずかしくなってくる。

 10年くらい前にある現場での飲み会があった。マスヲの会社が仕事を受注していた会社の課長がその席でガンダムの話題を熱く語っていた時も違和感があった。ちなみにその課長は当時40歳を過ぎたくらいの年齢に見えた。
 同じ会社の部下やマスヲと同じような外注のエンジニアはどう思って聞いていたのだろう?

 マスヲだって別にガンダムが嫌いではないし、他のアニメだって好きだ。昨年は『君の名は。』を劇場に見に行ったくらいなので、オタクと言われても仕方がないくらいだと思う。

 ガンダムが当時異色の作品でかつ、素晴らしい作品だったことは認めるし、そういった作品を多感な思春期や子供のころに見たら印象深く自分の中に残ってしまうのもわかる。
 だが、中年を過ぎたオッサンがある特定のアニメ作品を夢中になって話し続けている姿を見ると、どうしても引いてしまう。

 世の中にはもっと優れたエンターテイメントがいくつもあるはずだ。アニメ以外にも漫画、小説、ノンフィクション、ドラマ、映画にドキュメンタリー作品などジャンルを挙げるだけでも限がない。
 思い入れたっぷりにガンダムの話を他人にする人たちは他のエンターテイメントには興味がないのだろうか。
 少なくとも今の現場ではお昼休みに小説はおろか漫画ですら読んでいるエンジニアを見たことがない。
 ただ、マスヲだけが本を持ってランチに出かけているが、ひょっとしたらスマフォのリーダーアプリで青空文庫の作品を楽しんでいるのかもしれないが。