淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

バーベキュー

 今の現場で今月末の休日にバーベキューが行われるらしい。今月末が今の工程の締めのはずなのに、そんなのんきな行事が実施できるのかが疑問だったが。
 参加の是非を聞かれたプロパーの人間が人当りの良い人だったこともあり、日時や参加費などを聞いて1日考えた振りをして翌日に断った。
 マスヲは職場で利害が対立するような人間と休日を過ごすような大らかな人間でもないし、ましてやそれがバーベキューなんてとんでもない話だ。
 しかもこちらがゲストなはずなので会社の経費で参加費を無料にしてくれるくらいの気遣いはないのだろうか。

 そもそもマスヲはバーベキューが嫌いだ。何故、バーベキューが好きな人たちがいるのかが不思議なくらいだ。
 飲酒運転に対して世間の見る目が厳しいために、お酒を飲めない人間かお酒を我慢できるような自制心が強い人間を捜さなくてはいけない。マスヲだったらただでさえバーベキューが嫌いなのにビールが飲めなかったらますます気持ちが萎えてしまうだろう。

 また、現地に着いてもすぐに食べられない。まず、炭に火を熾さなくてはならない。着火剤やバーナーなど便利な道具が増えてきたとはいえ、ガスや電気のスイッチをいれるのとは訳が違う。
 火の準備が出来たあとは火加減が難しい。上手く炭で焼いた肉は美味しいかもしれないが酔っぱらいが焼く肉は、バーベキューの進行にしたがって焼き方が雑なものが増えていき、見ただけで食べたくないような焦げたものも出てくる。
 しかも、酔っ払って気分よくなったのにも関わらず、片付けるという面倒くさい仕事が待っている。
 そしてバーベキューにかかった金額から参加費を計算すると大抵の場合は安い居酒屋で飲む金額と大差がない程度になることが多い。

 そんなバーベキューにもメリットがある。マスヲならバーベキューを行うよりも焼肉屋で肉を食べる方が好きなのだが、バーベキューが好きな若い女性はびっくりするほど多い。そのメリットのためにマスヲは何度もバーベキューの幹事を引き受けてきた。
 コンパだったら参加に首を縦に振らないような女性でも、バーベキューであれば嘘のように参加してくれる。そのことに気がついたときには本当に不思議な気分だった。
 しかもバーベキューの場所をできるだけ遠くに設定すれば、参加した女性たちと時間を多く過ごせるので、アピールできるチャンスも増える。
 実際、マスヲの友人の中にバーベキューでより仲良くなって結婚したカップルもいるほどだ。