淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

吉野家状態

 今日の副業先で自分が働いた営業時間は吉野家状態だった。吉野家状態という表現はフリーター時代にあるファーストフード店で営業時間内に従業員が男性しかいない、寂しくてそっけない状態のことを身内同士で自虐的に言っていた言葉だった。
 今ではどの牛丼屋のチェーン店を訪れても時間に関わらずに、女性の従業員が多いことに時代の流れを感じる。

 さて、どうして今日の副業先のランチ時に従業員の中に女性が居なかったかというと、紅一点のパート女性が趣味にしている集まりのために休んだからだ。彼女の趣味のひとつはカラオケで、身内同士の発表会が年に1回催されるのだがその開催日が今日だったのだ。

 彼女の歌を数年前に一度だけ拝聴したことがあったが、かなりの腕前だった。彼女の性格が明るいせいか哀惜を感じるような歌詞の歌でも明るく聞こえてしまうのが、興味深かった。
 文章を書くことを楽しんでいる人間の1人としては、歌を歌うのも文章を書くのもその人の人柄がどうしても表現されてしまう部分があることに気がついて興味深かった。

 さて、今日の副業先の方に話しを戻すとラーメン屋とはいえ、男性ばかりだとやはり何か野暮ったい。従業員も全員40歳以上なのでオッサンばかりだったかららろうか。もちろんマスヲもその1人だ。同じ男性でも学生のバイトが1人でもいれば少しは違った雰囲気になったかもしれない。
 こういう時にこそ女子高生などの若い女性が連れ立って来店してくれれば、店の雰囲気が幾分かは改善されたかもしれないが女子高生どころか若い女性だけのグループの来店はなかった。

 だが、雨のせいか店はそれなりに来客が多く時間が過ぎるのが早かった。ラーメン屋で働き初めてから知ったのだが、雨天や湿度が高い日には味が濃いものを食べたいと思う人が増えるらしく、来店客が増える。
 また、コンビニおのおでんと同じように夏の終わりから秋にかけて前日に比べて体感温度が下がったと感じる日も忙しくなることが多い。
 逆に、初夏から夏にかけて前日に比べて急に気温が上がった日などは暇になることも、ままある。とは言っても週末の昼時に、来店客が途切れることが珍しい店なので、暇と言っても相対的にという程度だが。

 それほどの売り上げがあるのにも関わらず、自分の時給は10年で10円しか上がっていない。その店で働く第一義を金銭取得としていないので、これまでは続けてきたがそろそろ卒業することを考え初めている。
 人生は自分のやりたいことをするためにはあまりにも短いと最近思うことが増えてきたからだ。