淡白マスヲのたんぱく宣言 

40過ぎのおっさんのエッセイ。昨日より、今日見たことや感じたことを毎日書きたいと思っています。

こんな天気だから帰ってください

 昨日の17時に妻の実家を訪れた。月曜日に娘に会いに行ったが、平日の仕事帰りために時間があまりなかったので、別れる時に娘に約束させられたからだ。ゆびきりげんまんをして日曜日の17時に会いにくることを。

 台風のために天候は芳しくなかったし、土曜日は本業での休日出勤、昨日は副業先で働いていたために疲れていたがやはり娘の力の入ったゆびきりの感触が忘れられなかったからだ。途中、嫁の実家近くの有名なケーキ屋で手土産にフルーツロールケーキを買ったが、駐車場から店内に傘をさして歩くだけでも、かなり濡れてしまったほど天候は悪かった。

 今、嫁の実家のインターホンは壊れているために、玄関先で呼びかけなければならない。訪れた時が台風による風雨が一番強い時だった。いくら自分の声が大きいと言ってもそんな状況だとどうしても声が通りにくい。だが、娘は真っ先に気がついてくれたようだった。

 こんな天気だから帰ってください、と妻が自分の顔をみるなりこう言い放って2階に上がったきり帰るまで降りてこなかった。
 そんな言葉の後でも娘は自分の腕を引いて居間に案内してくれた。
 ロールケーキを義母が切り分けてくれて義父と4人で食べた。ケーキは5等分に切り分けてくれて途中で義母が妻を呼びに行っても、降りてこなかった。

 本当は来週の連休の土日のどちらかに一緒に遊びに出かけたかったのだが、義母によると予定があるらしく残念ながら無理らしい。
 だが、ケーキを食べながらも娘はいろいろなことを話してくれた。小学校の学芸会のことや、月曜日に学童保育で行われるハロウィンパーティーのことなど、女の子らしくおしゃまに話し続けてくれた。
 学芸会を見に行くために、休みを取ったことを話すと時間のことも教えてくれた。自分が考えていたじかんよりも随分早い時間だったので、その日のスケジュールの調整が早めにできるので助かった。

 別れる時に娘がまたゆびきりげんまんをしようとしたが、来週の日曜日は時間を取ることが難しそうだったので、なんとか茶化しながらも誤魔化して帰ってきた。
 来週会えなくても来月末の学芸会でまた娘に会えるのだ。義理の両親も自分が見学にいくことには賛同してくれたようだった。

 帰宅途中に妻からメールが何通か送られてきた。自分が娘に会いにきたことを非難する言葉ばかりだった。その中でも、『今日の約束も、娘は忘れていました』と書いてあったことが気になった。
 親馬鹿かもしれないが、小学校2年生になった娘が約束をして力強く指を切ったことを忘れるはずはないと今でも思っている。