昨夜は久しぶりに浅い眠りだった。朝までに何度も目が覚めたのだが、その度に喉が渇いていた。昨日の夕食として食べたまかないのラーメンがからかったせいだろう。
目が覚めるたびに枕の向きを変えて目を閉じて、微睡む。また目が覚める、の繰り返し。
最後はびっくりするようなことで目を覚ますことになった。
今の現場では自分のことを横柄と言ったプロパー社員がいることを以前、blogに書いた。
hatehatehahaha.hatenablog.com
彼は同僚達からも気が強いと思われているようだ。彼の悪態をつく態度から自分は彼のことを心の中ではワルオと呼んでいる。
響きが似ているせいもあってか自分の右隣に座っている串勝男ともちょっと前までは親密だった。だが、彼らのように我が強い人間同士が上手くやっていくのは難しかったのだろう。今では2人の間には緊張感が漂っている。
ワルオには自分の作業時間を見積もる能力が足りない。そのせいで外注のエンジニアは迷惑を掛けられている。自分ももちろんそうだし、それも1度や2度のことではない。
昨日も、今週中に完了しなければいけない作業があったのだが、彼の作業が終わらなければ自分が着手できなかった。彼との事前の約束では一昨日中に完了して、自分が朝から作業に着手できるはずだったが、それが昼からになり最後には結局15時過ぎになってしまった。
それでも彼は悪びれた態度を全く見せなかった。さすが、ワルオ。
こちらは、夕方から副業先での予定があったので気が気ではない。彼のせいで着手が遅くなったので屁理屈をつけて作業量を減らすことを納得させた。
こういうときには自分の理屈っぽさが役に立つ。屁理屈も立派な理屈なのだから。
なんとか18時過ぎに彼から依頼された作業が終わったことを報告するとその数分後にはさっさと退社していった。
自分もその数分後に事務所を出たのだが、彼の行動や態度が印象に強く残っていたのだろう。
実は彼のせいで今日の目覚めは最悪のものとなった。彼が何故か夢に登場したのだ。仕事の人間が出て来るなんて最近では珍しいのだが、夢の中での彼の振る舞いが問題だった。
ワルオが自分の唇を突然奪ったのだ。そこでびっくりして目を覚ましたし、夢であってくれて安心した。
男にキスされる夢を見るなんてもちろん初めでだったし、最後で会って欲しい。たとえ、相手が誰であったとしても…。