淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

紫色のカードを受け取りに

 昨日の夕方、妻の実家に行った。娘の学芸会が来週の水曜日に迫っているのに妻から何も連絡がないためだ。
 学芸会は小学校内で行われるため、学校が用意した父兄や身内であることを証明するカードがないと入れないためだ。
 春の運動会はそのことを知らずに小学校に向かったのだが、そのときは特別に許可してもらった。土曜日なので多数の見学者が多かったせいもあるだろう。

 学芸会は平日の午後に行われるために見学者は少ないのでチェックも厳しいだろう。そのためにもカードが欲しかったのだ。
 また、自宅に妻が加入している保険会社から年末調整に必要なはずの葉書も届いていたので、手渡すつもりでいた。

 妻の実家を訪れると久しぶりに会えた女性が2人いた。1人は妻の妹でもうひとりは彼女の娘、つまり自分から見れば姪になる。
 自分が実家に上がると妻の機嫌が悪くなることはわかりきっているので玄関先までしか入らなかったが、2人ともわざわざ居間から出てきてくれて感じの良い笑顔で出迎えてくれた。それだけで本当に心が和んだ。

 2人に会うのは数年ぶりだった。義妹は実際の年齢よりも相変わらず若く感じた。姪は自分が思ったよりも大きくなっていた。学年を聞くと4年生だという。他人の子は早く大きくなるというが、その言葉を実感した。

 彼女たち2人との挨拶が終わると、娘がここ数日の寒さを実感してか今年もスキーに連れて行って欲しいとせがんできた。自分ももちろん一緒に行きたいと思っているので、準備をしている。
 姪には兄がいる。自分には甥もいるのだ。昔、彼をスキーに連れていったことを思い出し、姪もスキーに行きたいのであれば、連れて行ってあげれば喜ぶとかと思って聞いてみた。すると彼女は嬉しそうだった。

 自分の娘は1人っ子のため、彼女が時には姉替わりのようになり可愛がってくれていることは知っている。彼女と一緒であれば娘も楽しいだろう。
 いつも娘に良くしてくれる姪っ子に恩返しもできるし、自分だって娘と可愛い姪っ子と一緒に出掛けられれば、素敵な1日になることは想像できる。

 ぶっきらぼうに妻が自分にカードを手渡した。紫色の小さなカードに学校の校章と学校名が印刷されている。
 玄関先とはいえ、これ以上長居をするほど妻のオーラが強くなることを予想して退散することにした。
 娘はとハグをして、姪っ子とは握手をして別れた。
 娘に会えたことはもちろん、素敵な女性2人に再会できたことが帰りの道中を気分良くさせた。