淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

2017年もうひとつの仕事納め

 今日は自分のもうひとつの仕事納め。副業先で朝9時から働きはじめて16時23分に終業のタイムカードを押した。
 時々、働かせてもらっているラーメン屋は12月29日までの営業で、今日はお店の大掃除だったからだ。ちなみに店の営業は翌年の1月5日からだ。
 複数店舗を展開しているラーメン屋として年末年始にお休みを取るのは珍しいのではないだろうか。

 毎年、大掃除をしていてもお客が何組かは訪れる。そして、営業しているかを尋ねられるのだ。
 掃除中はお客用の椅子などを表に出しているので、営業していないことはわかりそうなものなのだが、お客の固定観念が強いのだろう。チェーン店は休まないものだという。
 実際、今年も何組かのお客に同じようなことを聞かれて同じような返答をした。

 自分がアルバイトを始めておよそ10年経った。そのころはお店を経営している会社のホームページもなければ、スマートフォンもない時代。
 だが、今は会社のホームページも作成されていてサイト内にも年末年始を休業することもアナウンスされている。しかも、スマートフォンでも見やすいようなデザインになっているのに。
 年配の客が直接来店して尋ねられるのはわかるような気がするが、スマートフォンを持っていそうな世代の客も同じようなことをしているのには少し驚いてしまう。

 自分が考えていた以上に掃除が終わるのが遅くなってしまった。店の責任者であるマコちゃんが換気扇の清掃に異常に拘ったせいだ。ここ数年、換気扇の清掃にはそれほどこだわっていなかったのに。

 実は彼が換気扇の清掃にそれほど執着しなくなったのには事情がある。過去に彼とその当時高校生だった男子アルバイトの2人で清掃していたときに、換気扇をショートさせて故障させてしまったことがあるからだ。
 マコちゃんは翌日も高校生を呼び出して2人で修理することを試みるも失敗。そのときに高校生が嫌々翌日呼び出しに応じたことも自分は知っている。
 さらに驚くべきことに、その責任を彼が取るどころか会社へ高校生が換気扇を故障させたことにして報告したからだ。

 その経緯を知っている店の従業員はほんのわずかだし、今日の大掃除参加者の中では自分と別の社員の2人だけだ。
 その社員も自分と同じ気持ちで換気扇の清掃の成り行きを祈るような気持ちで見守っていただろう。過去の失敗を教訓として活かさない店の責任者のことを思いながら。

 今日の換気扇の清掃を担当したのは女性2人。しかも、ひとりは人手が足りないために参加してくれた従業員の御嬢さん。彼女は高校生の1年生で愛嬌のいい素敵な娘さんだった。
 換気扇が取り付けられて再び動きだした時に、一番安心していたのは自分かもしれない。