淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

スノーボードを買った日

 本業であるシステムエンジニアの次の仕事が正式に決まった。仕事の内容は有難くも世界で1位を争うような自動車メーカーの仕事。今の会社に入社するときに、その会社の仕事だけはしないことが条件だったはずなのだが、これでめでたく2回目になる。
 昨年、ストレスで自律神経がおかしくなりはじめたきっかけを作ってくれたありがたい会社だ。

 メカニカルエンジニアだった亡くなった父も某TMCが嫌いだったようで、悪口はよく聞いていたが褒めていたのを聞いたことがなかった。
 父の影響と自分が社会人になってからの経験で今までにそのメーカーの車は買ったことがないし、これからも買うことはないだろう。

 今回の仕事をするうえで、自社には多少の条件を出したが、どこまで自分を守ってくれるか怪しいところ。当たり前のことながら自分の身は自分で守るしかないのだから。
 いつまでも社員を遊ばせておけない事情もわかるが、世間的にも業界的にも不景気ではないはずなので、自社の上席にはもう少し仕事をして欲しかった。

 自分のイライラが募ってきたが、午前中は自宅で読まなければいけない本を読んでいたが、はかどらない。
 気分転換をするためにも出かけることにした。スキーショップとスポーツショップに。
 スキーショップではブーツのメンテナンスのためにいくつかパーツを購入した。スポーツショップでは売れ残りの今シーズンのスキー板を見ていた。欲しいものはあったが、もう少し値段がこなれているのを待ちたかった。
 店内を歩いているとある商品に目が留まった。スノーボードだ。

 バッジテストの2級に合格したら、スノーボードを試してみると一部の友人に公言していた。目的は滑れるようになることが目的ではない。若い女性インストラクターにベタベタすることだということも。
 昨シーズン、あるゲレンデのスノーボードスクールの講義を見ていてびっくりした。アジアからやってきた初心者のオッサンたちが若い女性のインストラクターにハグしまくっているのを。
 停まれないのか転びそうだからのか、それとも演技なのかは本人しかわからない。だが、彼らはお金を無駄に使っていないな、と心から感服した。

 自分も彼らを見習うために退路を断った。本当は1、2回ボードをレンタルしてスクールに入校するつもりだったが、それではいつになるかわからない。
 できるだけ早く友人に宣言した公約を守るために、スノーボードの道具を一式購入した。
 衝動買いかもしれないが、今できることを先延ばしにするほど人生は長くないはずだから。