来月からの現場に入場するための対応作業のため、今日の夕方出かけなければならなかった。その内容とはセキュリティー教育の受講だ。
たいそうな名前がついているが、ある会社の応接室に通されて待っていると、ノートパソコンが1台運ばれてきた。あるソフトを起動すると、立ち上がってくるのが遅い。そのソフトを動かすための環境が整っていないのは明らかだった。
ソフトが立ち上がってくると、あるテストが繰り返し受けられる。そのテストで合格点が出るまで繰り返し行うことが、わざわざ出かけた理由だった。
必要時間は1時間と聞かされていたが、20分ほどで終わった。出かけた先は名古屋の都心なので往復で2時間かかった。たった20分の実作業のために、120分を無駄にした。自分が作業した20分の対価は相手先から自社に支払われるのだろうか。
のんびり過ごせる時間も残り少なくなってきたので、先日に初稿を脱稿した小説に手を入れはじめた。ある友人に初稿を読んでもらった際の指摘点を中心に。
今日はその中でも一番難儀な部分に挑戦した。初稿作品の中には曲のワンフレーズの詞が出てくる。自分の考えた架空の曲の。ワンフレーズだけでなく、全体の作詞を手掛けたら作品に良い影響がでるのではないかと言われたからだ。
その指摘に関しては、唸ってしまった。もっともだと思ったのだが、自分には韻文を読むセンスもないので、韻文を書くなんてハードルが高過ぎる。だが、挑戦してみることにした。
指摘を受けてからその詩の内容のイメージをなんとなく考えていたおかげもあって、数時間パソコンに向かっていたら、20行ほどの詩らしきものが出来上がった。
自分で読んでみる。もちろん恥ずかしいが、それでもそんなに悪くない気もしてくる。
ただ、45歳を過ぎたオッサンが書いた詞だと思うと気持ち悪いと思わるかもしれないが。
書き上げると、欲が出てくる。例え駄作であっても。ダサくても。曲を付けたいと欲求が出てくる。
インターネットで調べるとサイト上で作曲が行えそうなものから、フリーソフトまで様々なものがあることがわかった。
ためしに、あるソフトをダウンロードして、動かしてみた。
自分が音楽的な知識がないこともあって、さっぱり使い方がわからない。なんとか詞を入力してみると、どうやら平仮名しか受付ないことだけはわかった。
やはり、たとえ何であってもクリエイティブな作業で簡単なことはないのだろう。