淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

二刀流

 今日は20年来の友人と雪が降り積もる早朝から出かけた。ホームである野麦峠スキー場へ。
 友人である彼の家は北名古屋市。自宅からは30分ほどの距離だが、降り積もった雪のせいで10分ほど遅れて到着した。
 彼は玄関先で3歳になるご子息と一緒に出迎えてくれた。
 着替えてゲレンデに立つと11時。彼の家を6時30分には出発したのにも関わらず。降雪のために慎重に運転したためだ。

 今日の野麦峠スキー場はとにかく寒かった。ほぼ一日雪がちらちらしていた。日中でも―14℃。リフト3本を乗車したら、昼食を取るという名目で暖を取るために、センターハウスに退避したほどだ。
 だが、その代わりに今シーズンで一番のコンディションだった。適度な硬さを保ったバーンの上に、軽い雪が積もっていた。
 滑走可能コースも増えていて、エキスパートコースとファミリーゲレンデが解放されていた。ゲレンデが全て解放されたことになる。
 友人と寒い中、エキスパートコースもファミリーゲレンデも滑走した。

 友人は5歳ほど年上なこともあって、スキーを同行するときにはほぼ先にゲレンデから上がる。
 だが、そんな彼も今日は雪質に魅了されたのか、いつも以上の本数を滑走した。15時近くまで一緒に滑ってくれたと思う。
 彼がセンターハウスのレストランで待っていてくれると言ってくれたので、車に戻って自分はスキーからスノーボードに履き替えた。

 人生で2回目、ホームである野麦峠スキー場では初のスノーボードになった。スケーティングしてバンビゲレンデに架かっている第5ペアリフトに向かった。ぎこちないスケーティングで。
 リフトの乗り方があぶなっかしいのか、乗場の係に声をかけられた、初めてかと。彼女に2回目だと答えた。
 リフトから降りるときは当然のように転んだが、このリフトは自分の貸し切りのような状態だったので、リフトを停めることにはならなかった。

 座って右足のビンディングを固定しようとしても手こずって、なかなか上手くいかなかった。苦労しながら立ち上がるとすぐに脇にあった新雪の吹きだまりに突っ込んでしまった。
 脱出するためにいろいろともがいてみたが出られない。諦めてビンディングを外して脱出した。降り場の係員が笑いながら話しかけてきた。難しいのかと。自分は苦笑いしながら頷いた。

 その後も苦労しながら滑りだすがすぐに転ぶ。木の葉滑りどころではない。立ち上がると板が斜面に対して垂直になって暴走する、転倒の繰り返し。
 力尽きて板を外して立ち上がった。バンビゲレンデを2/3ほどしか降りていなかった。
 スキーとスノーボードの二刀流でゲレンデを楽しめる日はまだまだ遠そうだ。運動神経が鈍い自分にとっては。