淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

器の小さな男の大きな献血?

 久しぶりに献血をした。1月をのんびり過ごせたおかげで診療内科から処方されている薬に頼らなくても過ごせるようになってきたからだ。
 献血するための服薬条件がかなり緩和されてきたとは言え、自分が常用しているものは4日前から飲んでいないことが条件となっている。

 現場からの最寄りで仕事後に献血ができるのは、ゲートタワーにある『献血ルームゲートタワー26』。18時45分までしか受付できないので、定時が過ぎたら急いでミッドランドスクエアを後にした。
 テルミナ地下街献血を呼び掛けている人に声をかけるとビラを貰った。ビラにはその場所から『献血ルームゲートタワー26』までのルートが印刷されていた。
 ゲートタワーの入口からはエレベータ2回とエスカレータ1回をそれぞれ乗り継がなければならないので、受け取ったビラは助かった。考えたらゲートタワーに昇るのも初めてだった。

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献血ルームゲートタワー26からの夜景。
 ある友人にここでの献血を勧められたことがある。献血後にコンビニドーナツが食べられるからと。みみっちいセールスポイントだが、それを忘れずに覚えていたということは自分の器はやはり小さい。
 最後のエレベータを降りて献血ルームに到着した。受付の女性に促されてすぐに献血カードを手渡した。前回訪れた大須よりも受付の感じは良かったが、今まで訪れた献血ルームのように山積みされているお菓子が見当たらない。

 お菓子に気を取られているとすぐに献血カードを渡した彼女に呼ばれた。タッチパネルによる問診を行った後に、無料で飲み放題であるはずのジュース自販機に向かった。
 2台並んでいる自販機の真ん中にコーヒーマシンが置いてある。マシンのつくりから美味しそうなコーヒーがドリップできそうだ。献血後しかそのマシンのコーヒーは飲めないことが説明されていた。

 医師の問診、献血のための事前の採血検査をクリアしたので献血できることになった。
 自分の順番が来たので採血ルームに向かうと、最近訪れた献血センターでは一番華やかな感じがした。特別若い看護師ばかりという気はしなかったが、全体的に何となく華を感じる女性が多かった。

 採決を担当してくれた彼女は何気ない雑談に付き合ってくれた。献血をした翌日は仕事を休めるような法律が出来ればいいのにというどうでもいいような話にも。
 また、自分の職種を話すと興味を持ったように話を広げてくれて、仕事上の愚痴を随分聞いてくれた。おかげでかなり気持ちが軽くなった。
 隣の男性の献血者を見るとベッドがフラットになっている。どうやら初めての献血らしく、貧血気味になっていたようだ。
 かつて自分も一度だけ同じような経験をしたことがあるが、今日まで何度か献血をしてきた。
 これにめげずに彼にも再度献血に挑戦してもらいたいと思って見守った。

 今回も400ミリリットルの献血をしたが、献血時間はわりと短く感じた。
 献血してくれた看護師にお礼を言うと、彼女もお礼と気持ちの良い言葉をくれた。またお願いしますね、と。
 ルール上5月にならないと次回の献血は行えないが、ミッドランドで仕事をする期限は4月末と会社と約束してあるので、仕事帰りに来ることはないと思いたい。

 採血を終えて受付まで戻ってくるとようやくご褒美を選ぶことが出来た。本来ならいくつかあるはずのドーナツも種類が少なくなっていたが、それでも構わなかった。
 一緒にコインを一枚貰った。コインは献血前に気になっていたコーヒーマシン専用のものだ。マシンに投入するとコーヒーがドリップできるようだ。

 コーヒーをドリップしてドーナツと一緒にプレートに載せて窓側の席に座る。26Fからの名古屋駅の夜景を見ながらコーヒーとドーナツを楽しんだ。
 隣には2人組の女子高生も座っていた。思ったよりも落ち着いていた。彼女たちにとって今日は何回目の献血だろう? これから何回献血に挑戦するのだろう?
 できれば自分の娘にも彼女たちのように、たまには献血するようになってもらいたいと思った。何もしてあげられていない出来の悪い父親にそんなことを思う資格はないかもしれないが。

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ご褒美のドーナツとコーヒー。
 今日どうしても献血するつもりだったが、それには理由があった。
 自分の落ち着いた状況が崩れつつあるからだ。2日間連続で就寝中にうなされて寝汗をびっしょりとかいたために、着替えをしなければならなかったほどだ。
 今夜も寝ている間に同じようなことになれば、また服薬を再開しなければ自分が持たないのは明白だ。
 原因ははっきりしている。仕事に従事している今の現場だ。
 昨夜の夢は、今の現場と過去TMCで仕事をしたときの嫌な思いをしたことがストーリーとしてリンクしていた。

 人に優しくするためには余裕が無いと難しい。少なくとも自分のような小さな人間には。
 その余裕にも人によって差があるだろうし、中には余裕があっても人に優しくすることが出来ない人が増えている気がして寂しく思うし、それが自分の感じ方が違っているだけであればとも願っている。