淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

働かせ方改革

 今日の午後、某NECグループ企業の中間管理職数人がある打ち合わせ、小さな会議を行った。会議をしていた場所が自席近くのフリースペースだった。おかげで、彼らの言葉がどうしても耳に入ってくる。
 仕事をしていれば集中力が削がれるので、鬱陶しかったはずだ。しかし、彼らのせいもあって環境が整わないために仕事が進められない座敷牢の状態だったので、野次馬根性で聞き耳を立てていた。

 彼らが集まるときから、興味深かった。三々五々に集まってきたので、この会議を嫌々やらされているのが見え見え。世間でいう働き方改革の一環で、属している企業グループも世間の風潮を意識したフリをするために、上職から指示された議題の会議だったからだろう。
 この記事のタイトルにした『働かせ方改革』というキーワード。彼らの会議の前半に誰かが嫌みのように言っていたのが印象的だった。

 会議の内容は誰もが当たり前に思いつくことがほとんどだった。無駄な会議が多い。客先常駐のために*1お客に仕事のイニシアティブを握られるために効率が悪くなる。今抱えている仕事が本当に全部必然性があるのかの判断がつかない、などなど。
 企業の大小も、高学歴な彼らでも低学歴な自分でもあまり変わらないと思えてしまった。

 突拍子の無い意見もいくつかあった。代表的なのはこの会議自体が無駄。さらにこの会議の議事録を取ることがもっと無駄だというような発言もあった。
 確かに自分も会議の議事録に時間をかけるのはナンセンスだと考える。だが、会議の内容を残さないのは会議自体に必然性がなかったことの証拠になるので、なにかしらは残すべきだとは自分は思う。
 簡易な会議であればボイスレコーダで録音し、ホワイトボードなどに板書がされているならばスマホで写真を撮ってエビデンスにすれば充分ではないだろうか。

 抽象的な青臭い発言もあった。組織のために仕事があるのか、仕事のために組織があるのかなどというようなニュアンスをあるオッサンが真剣に口にしていた。
 何言っちゃってるの、と思わず部外者の自分が突っ込みたくなるくらい、横で聞いているとコメディだった。

 それにしてもこの会議が始まった時間に部外者である自分は疑問を持った。16時を過ぎていたからだ。終わると17時を過ぎていた。
 金曜日の夕方がサラリーマンの生産性が1番悪くなることが証明されている。そんな時間にこのような大それた議題の会議を開いても優れた意見が出て来る可能性は低い。
 どうぜなら、サラリーマンの生産性が1番高くなると言われている火曜日の午前中に、同じ議題の会議をしてくれることを自分は願う。
 同じスペースで開催してくれれば、マスヲも違った観点で彼らの発言をあざ笑うことができるだろう、きっと。

*1:世界企業のTMCは我儘だから、彼らからも嫌われているのがわかった。