淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

初ナイター

 昨夜は高校時代の友人たちとの新年会だった。1次会は中華料理屋。2次会から最後は近所に住んでいる友人と今朝の4時半ごろまでお酒を飲んでいた。目が覚めると朝の9時過ぎ。
 スキーに行く予定だったが、今日は寝坊ではない。初めからそんなに早く出発する気がなかった。今日はナイターでの滑走をメインに考えていたからだ。
 セカンドホームゲレンデになりつつある、鷲ヶ岳スキー場が今夜は21時まで営業することを調べていた。
 ちなみにこのゲレンデはハイシーズンの土曜日はオールナイト営業をしている。

 お酒が残っている様子の友人を自宅まで車で送り、そのまま高速道路のインターに向かった。インターまでの道は空いていた。車内に居ると天気が良いので暖かかった。
 3連休の中日ということもあって、東海北陸自動車道はいつも以上に混雑していた。積雪もないようなところで事故による渋滞が発生していた。居眠りが原因での事故なのだろうか。
 今シーズンからスキーに出かけるときにはしょっちゅう寝坊している自分。睡魔と戦ってまでゲレンデに出かける蛮勇には理解に苦しむ。

 何度かの渋滞を抜けて鷲ヶ岳スキー場の入口に差しかかかると13時くらいになっていた。入口に普段見かけない看板が出されていた。看板によると駐車場が満車らしい。
 駐車場料金所の手前から渋滞が起きていた。駐車料金を払う前に帰宅する車との入れ替わりのために駐車できるまでに時間がかかることの説明を受けた。自分にとってある程度は織り込み済みだったが。
 だが、自分の想像以上に車の列は前に進まなかった。スキー場の入口から駐車できるまでに1時間もかかった。

 ウエアに着替えてゲレンデに立つと14時を過ぎていた。ゲレンデは混雑していたが、駐車場の状況を考えるとそれほど酷くはない。第2クワッドリフトは一人乗車レーンを使えば10分ほどの待ち時間でリフトに乗れた。
 シーズン序盤のアイスクラッシャーコースだけに限定されているころよりはリフトの待ち時間も短く、一人当たりのコースも広く取れているだろう。

 リフトを降りるとブナ平コースを目指した。最近はこのコースが気に行っている。林間コースである程度斜度もあるので変化があって滑っていても面白い。また、自分の滑走技術を勘違いしているボーダーやスキーヤーも少ないからだ。

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今日のブナ平コース。ゲレンデ全体の混雑を考えると空いていた。
 今日のゲレンデコンディションにかなり戸惑った。ここ最近、かなりの降雪があったようだが全体的に湿度の高い雪でかつ、かなり柔らかい。そのせいでゲレンデのあちこちが荒踏みになっている。
 雪質を意識しすぎたせいか自分の滑走ポジションがなかなか定まらない。そのために後傾と内倒になりがちで修正できたと感じたのはナイター営業の時間になってからだ。

 雪が柔かったことのメリットもあった。それほど疲労は感じていなかった。硬いバーンよりも疲れにくいのだろう。
 自分はスキーを始めたころからナイターが好き。昨シーズンもこのスキー場のオールナイトに1回、ダイナランドのナイターにも何回か訪れていた。
 20代のころに蔵王スキー場でナイターを滑ったことがある。その当時務めていた会社の社長と2人で滑ったのだが、未だに当時のことをいろいろ覚えているほど印象的なナイター滑走だった。

 もう少し、ナイタースキーを楽しみたかった。調子が出始めたころだったし、なにより今シーズン初のナイタースキーだったから。
 しかし、ボードも車に積んできていたので車に戻った。ブーツを履き替えて板をスキーからボードに持ち替えた。
 ボードを持ったままリフトに乗車したがここでは全然目立たない。かなりのボーダーがそうしているからだ。
 このゲレンデは関西の雪なし県からの来場者が多いため、来場者全体の滑走レベルは低い。長野県の木曽エリアのゲレンデに比べると。

 リフトがコーストップに到着するとボードを抱えたまま小走りでリフトを降りる。まるでピグモンのように。スキーヤーから見ればユーモラスな光景だろう。
 両足をビンディングで固定して滑り出した。当然のようにすぐに転んだ。今日で5回目のスノーボード。我ながらまったく上達の気配がない、自分の運動神経の悪さが恨めしい。
 気が付いたら初心者コースから外れて中級者コースに侵入していた。何度も転んだが雪が柔らかいためにいつもよりも体が痛くなかった。それどころか仰向けに転んだ時にはそのまま空を見上げていた。
 暗闇をバックに雪がゆっくりと落ちてくる。見ていても見飽きない。ナイターでスキーだけをしていたら気がつかなかったかもしれない。
 何とかゲレンデ下部まで転げ落ちてきた。まだ、19時前だったので、もう少しゲレンデに滞在したかったが切り上げることにした。人生初のナイターボードを。明日は仕事だから。

 帰宅してテレビを点けたら、ピョンチャンオリンピックの女子モーグル決勝が放送されていた。決勝に残った6人の滑りに見入ってしまった。
 やはり、自分はスキーに対しての興味は強いのだろう。テレビのスイッチを切りながら、そう思わざるをえなかった。