淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

おひとりさま道

 家族と別居してから数年が経つ。元来、自分は寂しがり屋だと思っていたが、それは自分の思い込みだったとこのごろは考えている。
 1人でいることに慣れてしまうと、自分勝手なマスヲとしては集団行動が煩わしくて仕方がない、今日このごろ。
 おひとりさまの道をただひたすら日々精進している。

 昔は喫茶店にも1人で行くのにも抵抗があった。だが、今住んでいる家を20代で建てると、独身だったために独り暮らしとなった。
 そのころ勤めていた会社の休日は日曜日と木曜日。木曜日は平日のために休みがあう友人がいなかった。そのために、日曜日に比べると木曜日はまったりと過ごしていた。
 木曜日の朝食は近所の喫茶店でのモーニングサービスで済ませることが多くなった。遅めの朝食を取りながら自宅では取っていない新聞や雑誌などに目を通しながら。

 同じころに1人旅も初めて経験した。その当時勤めていた会社は家族経営なために文章化された社則を見たことがなかった。同居していた祖父が亡くなった翌日も自分は出勤したほどなので、在籍中に有給休暇を利用したことさえなかった。今の自分からすれば信じられないが。
 たまたま、ある年にお盆休みが3日あったので、東北へ自分の車を走らせたのだ。車中泊や安宿を利用しながら東北の全県を周ったことを覚えている。

 1人で映画館に行くのにもすっかり慣れてしまったが、最初に見た映画が思い出せない。記憶に残っているのは『タイタニック』が最初だ。
 映画に限らずドラマ、漫画や小説などでも恋愛ものは嫌いではないが、『タイタニック』は何故か心に響くことはなかった。今でも何故あれほど話題になってヒットしたのか自分にはわからない。

 ヒトカラを覚えたのは結婚してからだ。妻と喧嘩して行き場を失ったときに行ったのがきっかけだ。
 しばらくは店員に何人ですかと尋ねられるのが気になってはいたが。
 慣れるとヒトカラは本当に素晴らしい。リーズナブルで効率的にストレスの解消ができる。自宅近くのカラオケでは夜間であれば数百円で1時間、歌い放題飲み放題だから。

 1人で呑みに行けるようになればもう、おひとりさま道の有段者。居酒屋、バー、キャバクラやガールズバーまで楽しめるようになれば、おひとりさまをそれなりに満喫していると言ってもいいだろう。

 釣りやスキーなどのアウトドアも最近は1人で出かけることの方が多い。スキー、スノボなどの場合、1人だと昼食の時に困るという話をたまに聞くが、自分にはさっぱりわからない。独り暮らしなので、誰かと食事をすることのほうが自分にとっては珍しいことだから。

 自称、おひとりさま有段者の自分が1人で訪れたのにハードルが高くて記憶に残っている場所がある。それはキャバレー花園だ。
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 だが、いつ遊びに行っても店のボックス席に1人で座っている男性客が目立つ。
 彼らに比べると自分の精進もまだまだ足りないのだろう。