淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

男同士で喫茶店

 さきほど、昔の会社の同僚の男性に、来週平日の仕事後に喫茶店でのお茶を誘われた。しかも、メールで。
 前の会社に勤めていた有志での新年会が予定されていたのだが、幹事の都合がつかないために開催が延び延びになっているのが理由だろう。

 正直、自分は引いてしまった。昔の同僚と言っても自分はプライベートで会うつもりだ。
 男同士で特別に真面目な話をするわけでもないのに、喫茶店でオッサン同士が向き合って話をしているシーンは絵にならないからだ。それでも無理に想像してみても気持ちが悪い。
 自分の妄想がここまで爆走しているような、デリケートな提案なのに、何故相手はメールで連絡してきたのだろうか。
 自分だったらその場で相手と会話をしながら真意を伝えられるので、電話で連絡しただろう。

 ある友人が独身時代、自分に次のようにこぼしたことがある。デートのときに彼女と喫茶店でどのように過ごしていいかわからないと。
 40歳を過ぎた自分が今になって思い返すとほほえましいが、彼は自分に相談したことを覚えているだろうか。
 彼はその後、当時付き合っていた彼女と交際を重ねて結婚して、今でも夫婦仲良く過ごしている。

 自分が独身時代に初めて2人で喫茶店に入った異性を思い出してみた。当時彼女が来ていた服の色をおぼろげながら記憶の中から引き出すことができた。
 だが、二人がそれぞれ何を注文して何を話題にして過ごしたのか今となっては思い出せない。

 仕事柄、男同士で喫茶店に入ることが年に数回はある。自分が勤めているような零細会社だと、現場に参加するために何社かを経由することになるので、面接が複数回行われることもままある。その面接が行われるのが、ファミリーレストランや喫茶店などで行われることも珍しくないからだ。
 今、その状況をイメージしながら客観視してみると、やはり奇妙な絵になってしまう。
 まわりの客や店員たちからは異様な好奇な目で見られているのだろうか。

 自分の意志で男同士喫茶店に行ったことがないわけではないが、かなりむかしだ。弟が大学生のころなので20年ほど前になる。
 当時、東京の私立大学に通っていた弟が自宅に帰っていたときだった。自宅から車で1時間近くかかるショッピングモールのテナントにスターバックスが入っていた。そのスタバに彼が東京風をふかせて、誘ったのだ。
 当時、スタバは地元ではまだ少なかったせいで、入店するために列をなして並んだのを覚えている。キャラメルマキアートを珍しがって飲んだことを覚えている。
 当時、店員たちは自分たち兄弟をどのように見ていたのだろうか。兄弟と気が付いた店員はいたのだろうか。