昨日の帰宅中、電車の中で芳根京子さんのblogを見た。Twitterとインスタはフォローしているが、彼女のblogを見たのは久しぶりだった。
見た記事のタイトルはズバリ、『海月姫、ありがとうございました☺』。
ameblo.jp
彼女の『海月姫』に対する思いが行間から溢れていた。
自分は彼女が主演していたドラマを見ていただけなのだが、不思議な錯覚を覚えた。
彼女と同じ何かを共感しているような気持ちになってきたのだ。
文章と一緒にアップしてある、共演者との写真。誰もが良い表情をしている。皆、自然な笑顔を浮かべて。
電車内で思わず、涙が流れそうになったのを我慢した。そして、帰宅してから同じ記事を読み返してもやっぱり泣けそうになってくる。何故だろう?
自分が言うのもなんだが、彼女の文章がそれほど特別に上手いとは思わない。
だが、それ以上に彼女の人間性が伝わってくる。彼女に対する好感しか抱けない。
文書を書くためのノウハウとしてよく言われるのが行間だ。書きたいことを直接書くのではなくて、行間で書くことを。
自分も文章を書くときに意識してはいるが、なかなか行間で読者に何かを伝えるようなレベルには到達できない。
1年近く毎日文章を書いていても、だ。それくらいでは足りないのだろうか。
芳根京子さんはblogを一時4年半も毎日続けていたらしい。最低でもそれくらいは続けないと、行間での表現力は向上しないのだろうか。
自分が彼女と同じだけblogを書き続けても彼女以上の文章を書けるとは、正直考えていない。
自分の文章の師である方は、文章には人間性が出ると、教えてくれたからだ。
blogに掲載されている写真の共演者の表情から、彼女がまわりを笑顔にできるほどの人間性の持ち主だということが伝わってくる。
自分は仲が良い身近な人間でさえ、写真に写っている彼女たちのような表情にできるほどの人間性は持ち合わせてはいない。
それどころか、まわりを不愉快にさせていることもよくあるだろう。
素晴らしいドラマに出会っただけでなく、『海月姫』こと芳根京子さんによりよい行間、よりよい文章を書くためのヒントをもらった気がする。
海月姫、ありがとうございました。これからも時々、blogを拝見させて頂きますね。