否定的だったSNS、LINEのアカウントを取って、2か月が過ぎた。長い間使わなかった理由が自分なりにはあったが、それがまわりの友人からはつまらないこだわりのように思われていたのかもしれないが。
正直、自分で使うようになってからも、自分のLINEの評価はそれほど変わっていない。
SNSでも、時代遅れに感じるmixiのアカウントは休眠中。Facebookはアカウントを作っていない。だが、Twitterはアカウントを持っているだけでなく、それなりに活用していると思う。このblog記事の更新もTwitterで報告している。
そもそもTwitterのアカウントを作ったのも、ある意味交通事故のようなもの。Twitterがどういう性格を持ったSNSかを全く理解しないまま、アカウントを作ったのだから。
ある休日に友人と自分が好きな日本酒の蔵元を訪れた。試飲のサービスがあり、冷酒をがぶ飲みしたために、真昼間から相当出来上がってしまった。
蔵元は岐阜県の郊外にあるために、蔵元を出たあとに2次会を行うような場所がなかなか見つからなかった。
友人の思いっきりの提案でメイドカフェに行くことになったのだ。酔ったアラフォーのオッサンたちが休日の白昼に。
そんな酔っ払いのオッサンの1人だった自分に、メイドの1人がTwitterの使い方を教えてくれたのだ。
泥酔者の記憶なので相当怪しいが、店と彼女たちの情報をフォローして欲しかったからだとおぼろげながらに、記憶に残っている気がする。ダイレクトメッセージはくどいくらいに禁止と言われていたことも。
余談だが、たちの悪いお客がその店を訪れたせいか、しばらくしてそのメイドカフェは潰れてしまった。
話がかなりそれたのでLINEの話題に戻したい。
最近、自分が副業として週末に働いているラーメン屋に、20歳の専門学生がデビューした。
先日、彼がスマホに保存してある写真を自分に見せてくれたのだが、自分は他のことが気になった。
スマホにある、彼のLINEのアイコンだ。
LINEはアイコン上に未読メッセージ数が通知されるが、今まで見たことがないような数だったからだ。限りなく4桁に近い3桁の数字が表示されていた。
思わず、自分は彼に質問した。そんなに未読で気にならないのかと。彼はこちらが疑問に感じていることを、不思議に思っているようだった。
自分たちオッサンはLINEに既読の印が付かないと、イライラして電話するなんて話は珍しくない。
だが、今の世代の若者は皆彼のように膨大なメッセージを日々受け取っているのだろうか。
仮にメッセージが1日に120件以上届くと仮定する。ひとつのメッセージを読んで返信するのに30秒として計算すると、1時間をLINEに費やしていることになる。
人間が生活する上で消化できるインプット情報量は人によって程度の差はあるが、上限はあるはずだ。
その上限をLINEのメッセージがどれくらい占めているのかだけを考えても、今の社会が少し見えてくる気がした。