淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

自衛隊症候群

 先日、今の現場のチームに女性が参加した。今までチームのメンバーは男性だけだったので、新しく参加した女性は紅一点。彼女の年齢は自分よりは年下だろう。下手をしたら20代の後半かもしれない。若い女性が好きな自分でも、彼女は残念なタイプ。ストライクゾーンが広いはずの自分でも。

 だが、そんな彼女は自チームのある男性二人からは、ちやほやされている。そのうちの一人は30歳前後、もう一人は30代の後半に見える。二人に年齢さえも直接聞いていないが、おそらく独身だろう。
 その二人のどちらかが、先日自分につまらない言いがかりをつけたと推測している。のど飴を舐めているときの音がうるさいと。
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 そのせいもあって、二人には好感を持てない。よって、一緒に働きはじめてからの2か月間で会話した回数は両手の指で数えられるほどだ。二人合わせて。

 そんな彼らが彼女に優しくしていると、彼女も満更でもないようだ。時折、彼女の笑い声が聞こえるからだ。自分に対しての態度が嘘のようだ。
 そんな光景はこの業界ではよくあること。ITエンジニアの男女差の割合は圧倒的に男性が高いからだ。
 しかも、この業界では人とコミュニケーションを取ることが苦手なタイプの人間が多いことも一因だろう。さらに、地域性の問題もある。製造業が中心の産業構造のためか、愛知県の結婚適齢期の男女差のバランスの悪さは全国でもワースト1だから。

 彼らみたいなエンジニアは変なプライドか見栄に囚われていることが多いせいか、はっきり言って遊び下手。キャバクラやガールズバーなどのお店に誘っても大抵は拒むのだ。
 それだけなら、かまわないのだが普通に人とコミニケションが取れるエンジニアが、女性と接しているだけで、やっかみを持ったような視線を送っていたりするからだ。本当に質が悪い。

 男が多数で女性が少数の環境に居ると、月日の経過に比例して女性に求める水準が下がってくる。この事象を『自衛隊症候群』と自分は呼んでいる。20代のころにある友人から次のような小話を聞いたことに由来して名付けた。
 自衛隊の売店の店員が以前よりも残念な顔立ちやスタイルの女性に変わったとする。はじめは皆がっかりするようなことをそれぞれが口に出す。だが、日が経つにつれてその女性の少ない魅力を発見し、次第に異性として高く評価するという笑い話だ。

 先日、50歳を超している友人が仕事を退職した。一緒にスキーに出かけた際に、彼と話したら彼は自分が自衛隊症候群の兆候があることを自覚していた。
 女性が多い職場だった上に、彼は女性に人気があるタイプだったから、昔から女性には厳しかった。
 だが、職場を去ってから一か月たらずで、妻以外の若い女性に会うことがめっきり減ったことが原因だということも、彼は自己分析していた。

 その病気の予防のためにも、自分は女性がちやほやしてくれるお店でたまにはお酒を飲んでいるつもりだが。ひょっとして、もうすでに自衛隊症候群に罹患していないか心配だ。