淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

ドラゴンズファン

 物心をついたころからドラゴンズファン。小学生のころから、ときおりナゴヤ球場で応援していた。
 当時のナゴヤ球場は立地条件のためか、外野席にはゆるい大人たちも応援に来ていた。ナゴヤ球場の近くにはJRAの場外馬券売り場があったから。
 自分たちが子供のころに友人だけで訪れているときに、投票に真剣なおじさんたちは、時々気前よくふるまってくれたものだった。
 おまえら頑張って応援しろよ、と言ってコーラなどのジュースやたこ焼きや焼きそばなどの食べ物を。
 赤ら顔の彼らの耳にはたいてい鉛筆が挟まっていたのが、印象的だった。
 自分も彼らの歳と変わらないくらいになった。おそらく彼らにはかなわないが、それなりに自分も投票にも参加したが、最後に投票したのがいつなのか、思い出せなくなってしまったほどだが。

 そんな思い出がたくさんあったナゴヤ球場からドラゴンズの本拠地がナゴヤドームに移ったのが1997年。
 20年以上経過しているがイマイチ、ナゴヤドームの観戦に慣れない。自宅からの距離は圧倒的に近いのにかかわらず。自転車で30分かからないほどの距離なのに。
 それでもシーズンに何回かはスタジアムで観戦している。

 ナゴヤドームにはいつまでたっても愛着を覚えないが、ドラゴンズに対する関心だけは昔から変わらない。
 年々、プロ野球のテレビ中継が少なくなってきたので、数年前から自分はある出費をするようにした。
 契約しているケーブルテレビで野球が行われるシーズンだけ、高いプランに契約変更しているのだ。ひと月に差額2000円ほどを支払うとドラゴンズの試合がほぼライブで試合開始から終了までテレビ観戦することができるからだ。

 自分も典型的な日本人思考のために、情報にお金を払うことに最初はそれなりに躊躇いがあった。情報は無料であるものという、刷り込みが自分の中にもあったからだろう。
 だが、この2000円という出費によっておそらくそれ以上に出費が減っている。
 野球があるシーズンになると、飲みに行く回数が以前に比べて減った。昔より、あきらかに付き合いが悪くなっている。
 このblogの読者に遊び人と言われたこともあるので、ひとつだけ弁明しておくが。
 昨年は特にひどかったが、ここ数年のドラゴンズの成績は芳しくない。そのせいもあって、ケーブルテレビとの契約は行っているものの、テレビの前で応援する回数が減っているのは確かだ。
 自分だって強いドラゴンズであれば、テレビ観戦するプライオリティは高くなる。どうしても負け試合よりは勝ち試合を見たいから。

 さて、今年の野球解説者を中心とするセリーグペナントレースの順位予想では、ドラゴンズをBクラスとするものがほとんどだ。最下位予想も珍しくなかった。
 自分も最初はあまり期待していなかったが、ここ数試合の観戦をしていて見方が少し変わった。
 今年はひょっとしたら、やってくれるかもしれないという、期待を今は持っている。

 大きな理由がふたつあるがひとつは打線。5番と7番は平田と福田で入れ替わったりしているが、どちらにしても両選手が7番に座っていることが、相手チームの投手にプレッシャーになっているし、ペナントレースが進んでいくとそのプレッシャーがより強まっていくのではないかと、考えているからだ。

 この打順が上手く機能するための大事な条件がある。それは6番打者の高橋周平がそれなりの成績を残すこと。彼には今年こそドラフト1位入団の意地を見せてもらいたい。
 相手チームから見たら3番から7番までのどの打者にも長打の可能性がある打線は脅威だろう。ファンのひとりとしても魅力を感じる。

 正直に言うと平田は7番で福田が5番で起用した方が良いのではと考えている。福田が平田よりも打者として優れているからという訳ではない。平田は毎シーズン、怪我が多いために打席数が少ない下位打線にした方が負担が減るためだ。
 彼の外野守備も捨てがたいので、出来れば毎試合出て欲しい。そのために彼への怪我のリスクを減らしたいからだ。
 また、彼は7番打者である方がツキもチームに味方する気もする。
 直近でドラゴンズが日本一になったのは2007年。優勝を決めた日本シリーズの第5戦は彼が7番だったからだ。

 もうひとつの理由はある新戦力の加入だ。その戦力とは昨年のドラフト1位で入団した鈴木博志。
 いい加減なファンである自分は彼のことをマークしていなかったが、4月4日の巨人戦の中継を見ていて度肝を抜かれた。
 圧巻の3者連続三振。3人目は坂本だったおまけつき。素晴らしいとしか言いようがなかった。
 彼がセットアッパーで活躍することによって、前を投げる又吉とクローザーの田島がより、光ることは間違いないだろう。
 個性的な3人のピッチャーが1イニングずつ、投げられたら相手チームの打者たちも対応しずらいのは間違いない。

 自分は部活などでの野球の経験もないために素人だ。だが、プロ野球ではドラゴンズだけを浮気せずに応援し続けている。
 優勝とは言わないが、それなりに面白い試合をドラゴンズが見せてくれて、久しぶりにAクラスに入るようなペナントレースを繰り広げて欲しい。
 そうすれば、テレビ観戦の数が増えて自分の飲み歩きも減るので?自分の財布もちょっとだけたくましくなるはずだから。