淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

セゾンファクトリー

 仕事帰りに栄のLACHICに行った。あるテナントで買い物をするために。
 お目当てのショップを探したが見つからない。インフォーメーションで尋ねると、無くなってしまったことと、隣にあるデパート松坂屋にあることを教えてくれた。
 その足ですぐに松坂屋に向かった。
 名古屋一の老舗デパート松坂屋は広い。北館、本館と南館に分かれているために目当ての店を探すのも大変だ。
 ここでもすぐにインフォーメーションで聴いた。本館の地下2階にあることを教えてくれたので、先を急いだ。

 地下2階でやっとお目当てのショップを見つけた。セゾンファクトリーを。
 早速、店員に自分が買い求めたい商品があるかを尋ねたら、その商品は無いとのことだった。
 自分が欲しかったのは、『飲む酢』。セゾンファクトリーでも売れ筋のようだ。『飲む酢』はいくつかの種類があるのだが、種類は季節によって入れ替わっていくらしい。
 買い求めたかったのはマスカット味だったが、今の時期には販売していないとのことだった。
 そういえば、自分がこの商品をプレゼントされたのは、6月だった。

 代わりにライチ・ピーチの商品を購入した。今の時期に販売している商品では味が一番近いからと店員に勧められたからだ。
 ちなみに、セゾンファクトリーで商品を買ったのは初めて。自宅にあったものを飲み切ってしまったことが、なんとなく寂しくなったので、欲しくなったのだ。

 買った商品をお洒落な紙袋に入れてもらい、栄に向かって歩いた。途中、三越でいくつかの買い物をして、栄の地下街を歩いた。
 今日の街歩きの疲れも感じていたので、たまに行く足つぼマッサージの専門店の前を通ると、すぐに施術が受けられるとのことだったので、入店した。

 今日は、顔なじみの女性セラピストが施術をしてくれた。施術中にいつものように雑談していると、彼女がセゾンファクトリーに話題を変えた。自分が手に持っていた紙袋に気がついていたようだった。
 彼女はセゾンファクトリーのファンらしく、『飲む酢』についても熱心に語ってくれた。彼女は水や炭酸で飲むだけでなく、ドレッシングの材料にもするらしい。
 確かにそのまま飲んでも美味しい酢をドレッシングにしたら、平凡なサラダも一味変わるだろう。

 彼女が施術をしてくれる時には、食べ物のことを話題にすることが多い。
 こちらがお客なのでお世辞もかなりあるだろうが、彼女は自分が食べ物のことへの造詣が深いと、いつも煽ててくれる。
 今日もセゾンファクトリーで商品を買い求めたことを良く言ってくれた。
 だが、自分が『飲む酢』を買い求めた理由はある女性にプレゼントされたことが大事な思い出だからだ。このお酢を飲んでいるとなんとなく彼女に励まされているような気がするからだ。