淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

奇遇

 名古屋の真ん中の街、錦で働いていると意外な人と出会ったりする。先日は、自分が1年近くお世話になっている心療内科の主治医に、帰宅途中に遭遇した。地下街の出入口の階段でばったりと。主治医は自分より年上の女性だ。こちらから彼女に挨拶しても、最初は気がついてもらえなかった。
 彼女から診れば自分は多くいる患者の中のひとり。自分が一年以上診てもらっていても、会うのは月に一回なので、印象が薄くても仕方がないとは思う。

 今朝、最寄の駅で自民党の市会議員が辻立ちしていた。市政報告書などのビラを配ることもなく、ただ挨拶を繰り返していただけだ。彼にはかって自分から名刺を2度強請ったこともあって、印象が強い。もちろん、悪い意味で。
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 挨拶しているくらいなら、通勤や通学で通りすぎる人たちに口頭で何かを訴えればいいのにと思って自分は見ていた。
 彼は地元選出の市会議員である前に自民党の党員である。最近の自民党の総裁についての率直な意見ができれば聞きたかった。各種マスコミの世論調査などを見ても安倍晋三に疑念を抱いている人たちが多いのは明白だからだ。
 立ち続けて挨拶していることに何の意味があるのだろうか。そんな彼の態度から、次の選挙で彼に投票を決める有権者がいるのだろうか。

 先ほど、オフィスを出た最初の交差点で思わぬ人に会った。地元から選ばれた男性の市会議員だ。しかも、議員から自分に声をかけてきた。選挙区外の思わぬところで、出会ったので立ち話を少しさせてもらった。
 今自分が働いているオフィス近くには文房具や雑貨などを卸価格で買える店がある。そこそこ、有名な店のようだ。議員はその店で買い物をするために出かけて来たようだ。
 秘書に行かせればいいのに、と自分は冷やかした。パートのおばちゃんには頼めない、と議員は苦笑いをしながら返してきた。
 このやり取りを通して、自分は彼に多少の好感を持った。確か彼の党籍は民進党のはずで、そのあたりのことについて、説明がないことにやきもきしてはいるが。

 そういえば、彼らを含めた地元選出の市会議員の多くが、最近出来た高速のスマートインターチェンジのことを、自分の活動の成果としてアピールしている。このことが、自分は引っかかっていたのでしばらくの間、仲の良い会う人に聞きまわっていた。
 すると、弟がこのことについて答えを出してくれた。インターの総工費の半分を市の予算から供出していることが、新聞に載っていたそうだ。市の予算案として可決されたので、市会議員であれば自己の成果としてアピールする権利があるというのが、弟の見識だった。久しぶりに彼を見直した。

 それにしても、一日に2人の市会議員に会うなんて、珍しい日もあるものだ。選挙が近づいているわけでもないはずなのに。単なる偶然だとは思うが、ひょっとして何か意味がある一日だったのかと、少しだけ気になったので、文章にして書き残しておこうと自然に思えた。