淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

氏子の務め

 近所に叔父が住んでいる。自分の自宅から歩いて5分ほどのところに。そのせいもあって、叔父にパソコン関係のトラブルが起こると、連絡がたまにある。
 先日も、パソコン用のプリンターのトラブルでメールがあった。電話をすると、叔父宅に来て欲しいとのことだったので、すぐに伺った。

 叔父の自宅は鉄筋の3階建て。南側に広い芝の庭があって羨ましいが、怠惰な自分に庭の管理は無理だろう。
 インターフォンを鳴らすと、客間兼仏間に通された。仏壇には母方の祖父祖母が祀られている。
 部屋のテーブルにノートパソコンとA3まで印刷が出来るインクジェットのプリンターが置かれていた。
 叔父によるとそのプリンターはお宮の社務所のものだが、使えない状態なので使える状態にして欲しいとのことだった。

 パソコンから確認するとプリンターを認識していないことがわかった。プリンターとパソコンが物理的に接続されているかの確認をしたが、問題はなかった。
 次にプリンター側の確認をした。電源は入っているし、液晶モニターからの情報では問題が確認できなかった。

 調査を続けて原因を突き止めた。パソコンのOSに適正なセキュリティパッチが適用されていないために、プリンターのドライバーが使用できていないことを。
 お宮の社務所にはネットワークへの接続環境も無かったので、そのような状態になっていたようだ。ちなみにそのOSはサポートが切れている、windows vista
 時間はかかったが、ノートパソコンに適切なドライバーをインストールしてプリンターを使用できるようにした。

 叔父がお礼言いながら、テーブルに葉書より大きめの用紙をいくつか並べ始めた。次のミッションの説明がいつの間にか始まった。
 現状、お宮で使っている祈禱申込書が使い難いので、サンプルのように作り直してもらいたいと。
 ちなみに、サンプルとして並べられた祈禱申込書は某大社で使用されているものらしい。
 祈禱申込書の種類は全部で5種類。現行使用している祈禱申込書とサンプルを一緒に自宅に持ち帰って宿題とさせてもらった。

 その日から今日で3週間過ぎている。現状の進捗はまだ一種類も作成が完了していない。
 今の自宅に移り住んでからは毎年初詣しているし、娘と一緒に住んでいたころは、彼女の七五三の3歳のお参りでお世話になったので、氏子だという自覚が自分にはある。
 日ごろから世話になっている叔父からの依頼でもあるので、気にはなっているがついつい後回しにしてしまっている。

 つくづく怠け者の氏子だとは思うが、プリンターだけはすぐに使えるようにしたので、氏神様にはもうしばらく待ってもらえるだろうと信じている。
 神様の器は、きっと大きいはずだから。