淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

ジャイアントキリング

 ここのところ日々、FIFAワールドカップの真最中。昨夜というか日付をまたいだ今日まで、ドイツ対韓国の試合をテレビ観戦した。はじめはぼんやりと見ていただけだった。一応、韓国を応援していたが。
 お隣の国、韓国には一度仕事で行ったことがある。またその時の印象が非常に良かったので、自分は親韓的な方だと思う。嫌韓という言葉流行っている世相とは、ずれているかもしれないが。

 韓国の味方をしながらも、時折液晶画面から目を離したり、他のチャンネルに変えたりしながら見ていた。ドイツが勝つと思い込んでいたからだ。
 前半が終わってスコアレスドローであっても、自分の予想は変わらなかった。

 だが、後半に入ってもドイツは韓国のゴールネットを揺らせない。そればかりか、時折カウンター気味に攻め込まれるシーンも微かに見られた。
 いつの間にか自分もだんだんと試合に見入っていた。そして、世界中が驚いた瞬間がやってきた。コーナーキックからゴール前の混戦の中で、韓国のキム・ヨングォンがゴールを決めたのだ。
 その瞬間から、ドイツ代表はさらに焦りが見え出した。キーパーのノイアーまで攻撃に参加するほどに。
 すると、ドイツの焦った攻撃をあざ笑うかのように、ソン・フンミンがロングボールを受けてキーバーが居ないゴールに駄目押しのゴールを流し込んだ。試合が決まった瞬間だった。

 今朝、通勤しながらも昨夜の試合のことを振り返りながら考えていた。ドイツは韓国よりもずっと強かったかもしれない。
 ドイツはFIFAの世界ランキング1位。韓国はアジア予選の突破さえ苦労していたほどだから。

 だが、スポーツは結果が全て。少なくとも昨日だけ、昨日の試合の時間だけはドイツより韓国の方が強かったことが証明された。2対0というスコアが証拠として残ったからだ。グループFでの順位もドイツが最下位になるというおまけまでついた。

 自分は日本人だから身びいきかもしれないが、日本代表がコロンビアに勝利したことよりも、番狂わせだったと考えている。世界中のサッカーファンはどのように捉えているのだろうか。
 ひと昔前なら、どちらの試合も『ジャイアントキリング』と騒がれたと思うが、今回のワールドカップではその言葉を目にも耳にもほとんどしない。言葉は生き物である証拠なのかもしれないが。

 今このblogは入浴してから書いている。この後は日本対ポーランド戦をテレビで見るつもりだ。
 久しぶりに自宅でビールを飲みながら。ビールが美酒になるのかは、今はまだ誰もわからない。