淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

縁側

 昨夜は小学校からの友人4人と、ビアガーデンマイアミでビールを楽しんだ。今シーズンマイアミに来店したのは4回目。
 日曜日には母と弟と一緒に浩養園に行ったので、ビアガーデンでビールを飲んだのは、今週2回目となる。

 梅雨が明けて急に暑くなったこと、水曜日で定時退社日の会社が多いことも理由だったのだろう。受付が混雑していたために、すぐに座れなかった。
 そんな中、偶然にも前の現場でお世話になった人たちに再会した。彼らは予約していたようだったが、自分たちと同じように待たされていた。
 おかげで? 彼らと久しぶりにちょっとした会話もできたのだが。

 30分ほど待たされて店内に通されると、中には充分の席があり、店側はビジネスチャンスを逃していたことに気がついた。
 受付での待ち時間が長かったので、店側のまずい対応が今までにないほど気になった。
 まず、受付だ。若い女性が1人で行っていた。しかも、どんなに大人数のグループが訪れても、いちいち人数を確認していたのだ。受付にもう少し人数をかければ、もっとスムーズに客が入場できたのに。
 受付の係に人員をあと2人も割けば、混雑は軽減されて、お客がスムーズに入場できたはずだ。予約の有無に関わらず、受付であれだけ待たされれば、気が短い人がいるグループの中には帰っていく人たちもいるだろう。

 また、料金は前払いなのだが支払いは現金のみ。しかも、人数分一括で払わなければならない。
 以前から、カードや電子マネーなどが使えないことが気になってはいたが、昨夜のような混雑した状況を見せつけられると、余計に気になった。
 受付に人を増やすこと、カードや電子マネーなどの決済に対応するためには、当然費用がかかる。
 だが、それらの費用は巡り巡って、売り上げに還元されることが、昨日のような状況の中では目に見えていた。

 自分が主業としているシステム会社や、副業先のラーメン屋も同じように、どうして目先のお金にばかり目がくらむのだろう。
 現場で働くワーカーに余計な世話を焼く前に、経営者自身がもっと自己研鑽に努めることが先であるはずだと、思えてならなかった。

 花見以来の再会のメンバーも居たが、彼らとの次の再会はおそらく忘年会。
 自分が今回彼らに声をかけたのは、もちろん自分が今時間に余裕があることもあるが、このタイミングで会わないと忘年会まで会えなかった可能性もあることに気がついたからだ。
 22時過ぎに二次会無しで、解散した。

 帰りに自宅が近い友人と、駅から会話しながら歩いた。友人宅まで来てもなかなか話が尽きない。彼とは先週あったばかりなのに。
 彼に促されて縁側にお邪魔させてもらった。男2人、酔い覚ましの水を飲みながら、なんでもないことをただ話す。夜が深まった暗い庭を眺めながら。
 子供のころの実家には、縁側があったことが思い出された。縁側に座って涼をとる。
 子供のころにしていた当たり前のことが、粋で素敵なことだったと思い直すことができたし、自宅にも縁側が欲しくなった、夜が更けていった。