自分の中では7月からのドラマで一番楽しみにしていた、『高嶺の花』。見る前は初回の感想から文章にするつもりはなかった。
だが、最初から期待以上のクオリティだったこと。また、他のbloggerが書いた記事に触発されて自分も何か書き残しておきたいという思いが強くなった。
ちなみにその記事を書いたbloggerは『かんそう』さん。彼が書いた文章は以下になる。
www.kansou-blog.jp
自分がドラマに興味を持つようになったのは10代の後半。そのころから、最近までは新しく始まるドラマを見る基準は脚本家だった。
好きな脚本家は山田太一、岡田惠和、中園ミホ、そして『高嶺の花』の脚本を書いた野島伸司。余談ながら、山田太一が筆を置いたのは残念でならない。
アラフィフになったころに、ドラマの鑑賞ポイントが変わった。もちろん、脚本家やストーリーなどにも興味はある。
だが、それ以上に出演する女優に惹かれるようになってしまった、どうしようもないオッサンに自分はなってしまったのだ。
『海月姫』を見てから、きょんちゃんこと芳根京子のファンにすっかりなってしまった。
もちろん、主演である石原さとみの魅力も充分すぎるほどに認識していたつもりだった。
だが、自分の認識が全くもって甘かったことを、思い知らされることになる。
今作の設定上、石原さとみと芳根京子は母親違いの姉妹で、名門華道家の家柄となっている。
ドラマの設定上、2人の和装も初回から楽しむことができた。
主演である石原さとみの方が年齢的にも和服が似合っていたのが悔しい。京子ちゃんファンの1人としては。
月並みな表現をすると、石原さとみには小悪魔的な魅力がある。
自分自身の言葉で彼女の別の魅力を表現すると、彼女は視聴者や共演者との距離感を自由自在にコントロールできる本能を身につけているように思えてならない。
1話の中で自分が一番好きなシーンは、峯田和伸が演じる冴えない自転車屋の主人と朝食を一緒に食べるシーン。『かんそう』さんも記事の中でそのことに触れている。
彼と感想がかぶってしまうが、食事中に石原さとみが峯田和伸の足に触れる演技が可愛くて色っぽすぎる。この演技は彼女のアドリブだったのだろうか。自分は違うのではないかと考えている。
理由はこのシーンのカメラの視点である。定点で取られていて、足の動きも意識した高さになっているからだ。
最近の邦画やドラマを見ていると、カメラワークに意識させられることが多い。というか、自分がやっとそういった点にまで興味を持って映像作品を楽しめるレベルに到達したのかもしれない。
だが、ひょっとしてリハーサルや最初のtakeで石原さとみ自身が思いついた演技であることも否定できないが。
教えて下さい、野島伸司大先生。教えてくださいませ、石原さとみ様。
来週の水曜日まで、自分の中で男の妄想の爆走が止まりそうもない。