淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

一票の格差と美魔女

 衆参議員の選挙に比例代表制が導入されてから、何回国政選挙が行われたのだろう?
 比例代表制が導入された理由のひとつは、一票の格差是正が目的だったはずだ。
 だが、自分たちの組織の利益保身を優先した自民党によって先日、自民「6増案」が可決された。
mainichi.jp
 選挙区を設けて選挙をする以上、一票の格差の克服をすることは完全に無理だと自分は思っている。その矛盾を抱えたまま、地域毎に比例代表制を導入しても意味がないと考える有権者はどれくらいいるのだろうか。

 衆参議員ともに、選挙区毎に個人名で選ばれる国会議員と、所属政党の名簿順で選ばれる国会議員に資質の差があってはならないはずだが、それはどうやら理想論のようだ。
 党のボスに媚びる候補者が名簿に記載されてしまう。ボスが名簿作成の決定権を持っている限り。
 まるで、仕事ができなくても上司にゴマをすって出世を目指す会社員のようだ。

 そんなゴマをするだけで、国会議員になる資質に欠けると判断されても仕方がない人物が、また1人あぶり出されてしまった。しかも、自らが雑誌に寄稿した文章によって。
 その議員とは杉田水脈。ちなみに水脈と書いて『みお』と呼ぶようだ。キラキラネームの走りなのだろうか。

 彼女は衆議院議員で中国ブロックから比例で当選している。51歳だが、年齢を考えると美しい方だろう。下衆な言い方をすれば、美魔女と言えなくもない。
 彼女の寄稿した文章や資質に関しては、勝間和代がblogに書いて注目されている。勝間氏の記事の内容は以下のようなものだ。
katsumakazuyo.hatenablog.com
 みおちゃんにも、わかってもらえるように文章を続けよう。
 人は産まれながらにして平等だ。例え、どんな境遇で生を受けたとしても。多数とかけ離れた個性を持った少数の個人が居たとしても、それを受け入れる寛容な社会こそが、必要だ。1人1人の尊厳を認めるために。
 そのことが、巡り巡って多様性のある、素晴らしい社会を形成することになると、自分は信じている。

 もちろん、みおちゃんがどんな思想信条を持つのかも、ある程度は保証されている。他人の尊厳を傷つけないレベルであれば。
 だが、その前に彼女は公人だ。公人はより他人の痛みに対してデリケートでいなければならないし、デリケートになれないのであれば、公人の職を辞すべきだと自分は考える。

 このことについて考えるのが、みおちゃんと彼女を比例代表の名簿に載せてしまった自由民主党の夏休みの宿題だ。
 夏休みは長い。マスヲ先生の願いとしては休み中の最初の出校日までに、この宿題を終えて欲しい。
 自分の学生時代には7月の終わりに、最初の出校日があったと記憶している。