淡白マスヲのたんぱく宣言 

40歳過ぎのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で毎日書くので気楽に読んでください。

1日がかり

 今朝、目が覚めたら身体が重くて頭が痛かった。実家からの帰りに、独りで呑み歩いたために二日酔いか睡眠不足も原因であるかもしれないが、とにかく体調が優れない。
 よって、今日は仕事を休ませてもらった。ここ、2週間ほど続いている症状との関連性も自分の中で気になっていたので、ある診療科目の診察を受けたかったこともある。

 その診療科目とは神経内科。この2週間くらい、右手の人差し指のしびれがとれないのだ。人差し指の内側から親指の付け根の辺りが常に痺れている。痛みはともなはないが、症状が酷いときには親指の内側まで痺れてくるからだ。

 仕事柄、キーボード入力を行わない日は無い。もともとタイピングは得意ではないが、手の痺れのために誤入力が多くなり、仕事の処理スピードにも影響が出ているので、早くこの症状を回復させたいと思っていた。この2、3日自分の症状についてインターネットで調べてみると、神経内科にかかるのが妥当なことがわかった。

 だが、自宅から歩きや自転車で気軽に行ける範囲には受診できるクリニックや病院はなかった。
 仕方がないので、ある総合病院を受診するために車を走らせた。その病院はもともと、区にひとつだけあった貴重な市民病院だったのだが、名古屋市の政策によってある法人に病院が譲渡されて、5年以上経過している。

 実弟が誕生し、同居していた祖父が亡くなったのもその病院だったこともあり、それなりに思いがあったのだろう。市民病院が譲渡されるときには複雑な感情を抱いた。
 譲渡されてからは、他人の見舞いにも受診にも訪れたことは、今日までなかった。

 病院の敷地内に車を入れると、少し驚いた。駐車場に車が多かったからだ。まだ、10時前にもかかわらず。
 なんとか車を駐車して、外来入口から病院に入った。
 総合受付で初診であることと、症状を説明すると2枚の問診票の記入を依頼された。書き終えると、受付の係に手渡した。

 その病院では神経内科は内科外来の一部として、扱われていた。内科の待合で待つように言われたので、待っていると女性の看護師に別室に呼ばれた。症状の確認、血圧と検温をしてもらった。
 彼女の見立てでも、神経内科の専門医に診察を勧められた。ただ、今日は予約診療が多くて時間がかかることを説明された。どうせ、今日は仕事を休んでいるので、その時は彼女の言葉を、それほど気にもとめていなかった。

 だが、考えは甘かった。自分が診察室に呼ばれると、正午近くになっていた。座ってまっているだけでも、疲れていた。
 診察室に入室すると、神経内科の担当医はまず自分の名札を指さしながら、自分の名前を説明した。今までかかったクリニックや病院でも、そんな経験は無かった。

 問診や触診をされながら診察を受けていると、症状の原因が右手首の付け根部分の筋肉が硬直して、神経を圧迫していることを、まず説明してくれた。
 だが、そこは神経内科の担当医。脳機能の異常との関連性も調査したいかを問われたので、お願いすると頭部をMRIで検査することになった。
 MRI検査を受けるのは生涯2度目。経験から検査中に雑音がうるさいことが分かっていたので、今回は検査中に居眠りしていたほどだ。人間の対応力は素晴らしい。

 MRIの検査を受けて待合に戻ってくると、患者が口々に愚痴っていた。待ち時間が長いと。
 時間は13時に近づいていた。高齢者が多くて、体力が落ちているために、大変なのはある程度の想像はできる。
 自分は最年少だったかもしれないが、こちらだって病人なのだ。
 看護師などに待ち時間について、苛ついた様子で患者が問い合わせるシーンが何度も目についた。

 結局、自分が再び担当医に呼ばれたのは13時過ぎ。診察室内で、撮影したばかりのMRI画像を電子カルテで見せてくれながら、丁寧に説明してくれた。脳機能には問題がないことを。
 2週間の服薬しながらの経過観察を指示された。症状が緩和されなければ、首から下の神経も次回の診察時には調べることになるかもしれないことも説明を受けた。
 担当医の細やかな対応には驚いたし、そのために診療を受けるための待ち時間が長くなっていることも、理解できた。

 13時を過ぎても、まだ診察待ちの患者が何人か居た。ドクターをはじめ、現場のスタッフはいつになったら昼食を食べることができるのかが、人ごとながら気になった。

 2週間後に再診察の予約を促されたが、もう予約可能時間は12時過ぎの時間しか空きがなかった。
 自分の身体の不調には代えられないので、了承して内科外来を後にし、会計で順番を待っていた。

 すると、内科でお世話になった女性看護師が小走りでこちらにやってきた。
 次回の予約診療も、時間よりも遅くなることも想定されるので、昼食を食べてから来院することを勧めてくれた。
 こういった、さりげない助言を女性からかけられると、ちょっと嬉しい、マスヲ。

 会計を済ませると、14時近くになっていた。止めてあった車に乗り込むと、当たり前のように車内は猛烈に暑い。
 車を走らせながら、2週間後の往診の時間をどう現場で許可を取るかを考えていた。

 病院から、今の現場までは1時間ほどかかる。12時からの診療なので、今日くらいの時間がかかることを想定すると、15時にしか現場で仕事を始めることができない。
 また、先に仕事をするにしても11時前には、退社しなければならない。
 どうせなら、休んだ方がいいくらいだと、自分は考えているが、現場のプロパー社員はどう判断するのだろうか。
 人は皆、自分には寛容だが他人には厳しいことを、思い知らされているから。