淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

エレベータ

 今朝、現場のオフィスビルのエレベータ乗り場で女性を見かけた。背が低くて素敵な女性だった。
 自分の身長はおよそ180㎝。どちらかというと、背が高い方だろう。そのせいか女性の身長は、ヒールを履くと自分と身長が同じくらいになる高さか、150㎝前後の低めの方が好きだ。

 そんな女性と一緒のエレベータに乗ることが出来た。自分は左側のボタン前に、彼女は右側のボタン前にそれぞれ立った。扉が閉まっても彼女を横目で見ていると、自分の視界があるものに脅かされて、ぎょっとした。
 後ろに立っている人間が手を伸ばして、自分の降りたいフロアのボタンを押したのだ。

 仕事柄、今までにいろいろな会社、いろいろなオフィスで働いてきた。当然、いろいろなビルに入ったことがあるし、ほとんどのビルにはエレベータがあった。
 ビル毎のエレベータの利用者になんとなく、個性があると思っている。利用者同士の気の使い方などにも。

 自分の経験上、ひとつのビルに様々な会社が入居しているエレベータの方が、総じて利用者同士のマナーが良いように感じる。
 逆に、ひとつのビルが同一の会社であったり、同じ資本のビルであったりするところは、乗り心地が悪い気がする。

 今の現場があるビルは、1Fから4Fまでと15Fはテナントが入居しているものの、5Fから14Fまでは同じ会社が全てオフィスとして利用している。
 そのせいか、利用者同士のマナーはイマイチのような気がする。

 ビルには4機のエレベータがあり、エントランスは2機ずつが向き合っている。
 同じ会社で働く従業員が圧倒的なので、始業時間もほとんど同じはずだ。そのせいか、始業時間の10分ほど前からエレベータ前のエントランスは混雑する。
 どのエレベータが先着するかわからないので、エントランスの入口から並べばいいものを、エントランスの半ばまで整然としないまま、利用者は進入しているのだ。
 そのせいで、後から来た人の目の前でエレベータの扉が開き、そのまま飛び乗る人がいるなんてことは、珍しくない。

 自分が今の現場に着任して、今日でちょうど1か月。その間、エレベータ内で他人にボタンを押してもらう依頼の言葉をかけている人を、見かけたことがない。
 確かに、小さめのエレベータなので、左右両側に備えてあるボタンに手を伸ばせば届くのが理由かもしれない。
 それでも、ちょっと変わっていると感じているのは、自分だけなのだろうか。

 自分は1か月の間に、何度かお願いしたことがあるし、今日の昼休みも買い物で手が塞がっていたので、お願いした。
 先日の朝、一緒のプロジェクトに参加しているプロパーの女性社員とエレベータ乗り場で会ったので、会釈をしたが無視された。それどころか、別のエレベータに彼女は乗り込んだのだ。
 自分の何か悪いところがあったのだろうかと、その日は始業時からしばらく考えてしまった。