昨日は五十日だったせいか、朝の電車は混雑していた。やっと高校生の中間テストが終わったと思っていたのに。
だが、違う理由もあるような気がしてきた。秋が深まってきたことも、電車が混雑してきた理由ではないかと。
『食欲の秋』や『天高く馬肥ゆる秋』という言葉がある通り、秋の深まりとともにふっくらとしてきた乗車客が増えたのではないかと。
また少しずつ朝晩の気温が下がってきたので、乗車客の着る物も気温の低下に従って、厚手になってきているせいもあるだろう。
1人の乗客の容積が5%増したとしても、朝の通勤時の乗客数から考えると、結構影響が有りそうだ。この仮説を立証する方法はないものだろうか。
窮屈な電車の中で、昨日あることを思いついた。自分が通勤に乗る方向と逆方面へいくつか戻れば、車内のより空いているスペースを確保できるばかりか、座席に座ることも可能かもしれないと。
そんなことを考えていると、昔見ていた深夜のテレビ番組を思い出した。その番組とは、『逆向き列車』。
www.tv-tokyo.co.jp
まず、通勤時の会社員にレポーターが声をかけて、その日の仕事を休むことを了承してもらう。
了承してもらったら、通勤方面とは逆向きの列車に乗ってもらい、その方向にちなんだ好きな場所にいってもらう様子を伝える、ドキュメントバラエティー番組だ。
テレビ東京系列らしくお金はあまりかかっていないが、視聴後にはなんともいえない独特なほのぼのとした印象を与えてくれた。
番組はもう終了してしまったが、一度自分も出演してみたかった番組のひとつだった。
今までに2度ほどテレビに出演したことがある自分。1回は地元ローカル局の小学生が参加するクイズ番組。もう1回は名古屋が舞台になっているシリーズ化されていたワイドドラマにエキストラとして出演した。
ちょうど、自分がアルバイトしていた結婚式場でロケが行われた関係で。
そのドラマはそれなりに有名な俳優が出演していた。植木等、山田昌、藤岡琢也、美木良介に斉藤慶子だ。
今から20年以上前なので、上記の出演者の中には鬼籍に入ってしまった方もいるが。
ただ、そのドラマは出演したかった訳ではない。バイト代はもらったが、エキストラ代などの特別な手当は一銭も出なかったし。
逆に自分が出演したかった番組が、『逆向き列車』意外にもいくつかあった。ひとつ目は『アメリカ横断ウルトラクイズ』。ふたつ目は『ねるとん紅鯨団』。最後は『新婚さんいらっしゃい!』。
最初の2番組は、自分の年齢や居住している場所などの関係で出演の応募すら難しかった。
ただ、『新婚さんいらっしゃい!』だけは、応募することくらいは可能だったが、そのことを妻に相談するとあっさりと却下された。
今、思うと却下されて良かった気もするが、もし出演していたら2人の今が大きく変わっていたかもしれない?