淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

拙速

 昨日の診療内科で主治医との問診中に、ある法律の改正のことが話題になった。小泉政権下での派遣法の改正のことだ。主治医がちょっと拙速でしたね、と自分に話したのだ。
 様々な業種に影響を及ぼすことになった、派遣法の改正。自分が働いているコンピュータシステムの業界にも影響が大きかったが、良いことはほとんどなかった。
 自分が今の現場でストレスをため込んだことも、結局は派遣法の改正に不備があったことも関係しているだろう。
 主治医も間接的にそのことに触れたかったのかもしれない。

 今、入管法改正案が国会で審議されている。自分から見たら審議されたとは思っていなかったのに、衆議院を通過してしまった。
 あとは、参議院で議論されるだけだ。パソコンが使えない大臣やカルロス・ゴーン逮捕などの他の話題にニュースの主役を取られているため、世論の関心が高まっていないことを政権与党はいいことにして。

 このまま入管法改正案が参議院も通過したら、どうなるのだろう。多々な問題が起こってから、拙速だった後からマスコミや世論が騒いでも後の祭り。
 政権与党が多数をいいことに、乱暴な国会運営をしているのは間違いないが、それに反対する意見を少なくとも自分のまわりではほとんど聞かれていない。
 このまま、この改正案が通過したら世論の責任も重いはずだ。
 そもそも、安倍自民党に多数の議席を与えてしまったことが大元の元凶だと思うのだが。

 今、友人が目の前で新宿歌舞伎町に釣具の中古チェーン店があることを話している。誰が利用するのかと。
 自分は誰が働いているのかが、気になっている。ひょっとしたら、外国人が何人かが働いているのかもしれない。

 現在、販売店員で外国人が目立つのはコンビニと飲食チェーン店だ。
 今のところ、地元ではスーパーの店員に外国人は少ないのが不思議だ。そのうち、増えてくるかもしれない。
 また、ファストファッションを中心としたアパレルショップにも。

 人口の減少することがほぼ確定している、日本のこの先のグランドデザインを描いている人はどれくらいいるのだろうか。有権者はともかく、学者、政治家や官僚に。
 おおまかなスケッチもないのに、目先のことだけを対応して、後で困ったことにならなければいいかと、自分は憂慮している。
 自分の娘たちの世代の人間に、拙速だったと思われたくはないのだが、このままだと心配だ。