淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

最後のHOLY NIGHT

 クリスマスソングを街中で耳にする季節になった。人それぞれ思い出のあるクリスマスソングがあるように、自分にも思い入れのあるものが何曲かある。B'zの『いつかのメリークリスマス』や浜田省吾の『MIDNIGHT FLIGHT −ひとりぼっちのクリスマス・イブ』などなど。

 先日の夕暮れ、買い物のためにコンビニに入店すると、あるクリスマスソングのイントロが始まった。続いて透明感のある男性の歌声も。
 買い物を忘れて久しぶりにフルコーラス聞き入ったその曲は、杉山清貴の『最後のHOLY NIGHT』。
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 リリースされたのは1986年11月。自分が中学生のころだ。中学、高校生のころは杉山清貴が好きでこの曲や『風のLONELY WAY』をよく聴いた。

 初めはエアチェックレンタルショップでCDを借りてきて、カセットテープにダビングしていたが、その後彼のアルバムを何作が購入した。
 最近、彼の曲を積極的に聴くことはめっきり減ったが、ヒトカラで歌うことはままある。

 彼の曲で自分が今一番好きな曲は『OKINAWA IN MAY』。1989年にリリースされたアルバム『here & there』に収められている曲だ。シングルカットもされていないので、ファン以外で知っている人はほとんどいないだろう。
 そのことを配慮して、人前で歌ったことはほとんどない。この曲の歌詞を多くの人に知ってもらいたいという欲求はあるものの。

 久しぶりに杉山清貴の楽曲を、しかも街中で聴くことが出来たことが嬉しかった。何故、そんな感情になったのかは今でもわからないが。
 コンビニで聴いてからは、『最後のHOLY NIGHT』を毎日とは言わないが、よく聴いている。このblogを書く前にも聴いたほどだ。

 あらためて今この曲を聴くと、歌詞が切なすぎる。クリスマスソングの歌詞は物悲しいものが多いとは思うが、その中でも際だっている。
 それに引き換え、MTVのダサいこと。時代と言ってしまえばそれまでだが曲には古さを感じないので、今見ると映像の残念さがどうしても気になってしまう。

 この曲を聴いていたころ、40代の自分がどのような師走、どのようなクリスマスを過ごすことになるのかなんて、想像すらついていなかっただろう。
 逆にこんな切ない曲を女性とろくにつきあってもいない自分が聴いていたなんて、不思議な気がするが。

 そういえば、最近ヒトカラに行っていない。久しぶりにカラオケボックスに独り籠もって、クリスマスソングばかりを熱く歌いたくなってきた。もちろん、『最後のHOLY NIGHT』も選曲して。