淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

独身証明書

 特別なことがないかぎり、毎週日曜日の夕食は実家で弟と母親の手料理を食べている。父が亡くなってから、ずっと。
 きっかけは、父親が亡くなってしばらくは母が寂しいのではないかと、弟と話しあったことがきっかけだ。
 正直、自分は数ヶ月くらいしか続けるつもりしかなかったが、気がつくと数年続けている。一時期は何度か辞めようかと思ったこともあったが、最近は小さな親孝行だと思いなおしている。

 3人で一緒に食卓を囲み、どこにでもあるような話をするだけだ。どちらかというと母親はアクティブな性格であるが、やはり弟や自分に比べると新しい話題が少ない気がする。仕事をしていなければ、どうしてもしたくないことや会いたくない人との接触を避けることができるからではないだろうか。
 もちろんその分、ストレスがかかることは無いだろうが。それが証拠に、最近母親は次のようなことをよく口にする。人生で今が一番気楽だと。

 そのことに関連したこととして、以前読んだある新聞の雑記事が忘れられない。世代、性別毎に幸福度を調査した記事だ。一番幸福度を感じている世代、性別は60代の女性。次が70代の女性だというのが印象深かった。
 調査時期、調査対象や方法によって誤差はある程度あるかもしれないが、その調査結果への考察も面白かった。一番、時間が自由になる世代、性別が幸福度を感じやすいのではないかと。

 自分の母親は70歳。独身のため最低限の家事しかしなくてもよいし、好きなときに好きなことをしやすい。
 母親は旅行が趣味だが、月に1回は日帰りを、1回は宿泊を目処によくバス旅行に出かけている。相手もその時々でフランクに替えて。
 自分は旅行のお供をしたことは無いが、弟は何回か宿泊旅行に着いて行っているが、母親の旅行代金を出しているわけではない。独身貴族のくせに。

 そんな独身貴族は、年末年始も身分を貴族から落ちぶれるための努力に奮闘していたことを、今日話してくれた。昨日は二県隣の米原市まで出かけたようだ。
 最近も女性に断られ続けているようだが、以前利用していた婚活サービス『楽天オーネット』より、今利用している結婚相手紹介サービス『ツヴァイ』の方が手応えはあるそうだ。
 自分にとってはまったく未知の世界だが。
onet.rakuten.co.jp
www.zwei.com
 今夜、婚活の話を聞いている時に、ある証明書の存在を初めて知った。それは、独身証明書。独身を公的に証明する書類で各市町村の役所で発行できるようだ。ちなみに、名古屋市の発行手数料金は300円。
 3人での会話中、今証明書が発行してもらえないのは自分だけだという冗談に?なった。
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 それにしても、人生とは不思議なもの。別居中とはいえ、結婚なんて縁遠いと思っていた自分が一度は結婚し、大学在学中にモテ男だった弟が結婚したくても相手がみつからないなんて。自分は20年前に想像できなかったが、独身貴族の弟はどうだろう?

 それにしてもその当時、独身証明書は既に存在していたのだろうか。そうでなければ、いつのころから証明書が発行されるようになったのだろう?