淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

朝礼の価値

 今の現場での作業は来月末まで。作業する日にちも少なくなってきたので、たまには好意的な文章を書こうと思う。
 社風が牧歌的なこともあり、オフィス内での取り決めが少ないことだ。オフィス内ではスリッパなどのかかとがない履物を履いていても、とがめられないのは今時珍しい。

 朝の始業開始時間に関してもあまり細かいことを言われない。自分たちのような外注や委託作業者が数分遅れてきても。プロパー社員自身がそれ以上に遅れてくる人間が多いので、指摘したくても指摘できないと感じているのかもしれないが。
 遅れてくるプロパーの多くは何故か女性。既婚者や子供がいる人間が遅れてくるなら、まだ多少は理解できるがそのような傾向が見られるわけではない。ただ、特定の人が遅れてくることが多いことはわかっているが。

 社用、私用を問わず早退、遅刻や有給休暇も取得しやすい。プロパーと社外の人間問わず、プロジェクトメンバー全員で共有しているExcel表に予定を書き込むこと。遅刻や有給休暇を取得する予定になっている前日の午前中までに、メーリングリスト宛てにメールすることが決まっているだけだ。
 後者のルールは特にゆるく、実運用では12時までではなく、お昼休み明けの13時までが暗黙になっているし、プロパー社員によっては夕方に悪びれもなくメール連絡している人も見受けられる。

 自分に取って一番楽に感じているのは、会議が少ないこと。今のプロジェクトに着任したのは、昨年の7月。いつの間にか半年以上過ぎているが、いまだかつて公的な会議に出席したことがない。
 また、それ以上に意味がないと感じている朝礼も無い。ひどい会社や現場になると、朝礼だけでなく、昼礼や終礼などに参加した経験もある。終礼なんて、小学校で行われていた帰りの会みたいな感じで、無意味の極致だった。

 最近はコンプライアンス的な見地から、派遣や委託作業者に対しては朝礼などの出席を控える会社も増えてきたが、自分の経験ではまだまだそんな会社も多い。
 昨年の6月まで作業していた現場では社外作業者に対しても、朝礼への参加が求められていただけでなく、朝礼内での3分間スピーチの順番も割り振られていた。幸いにも自分は、順番が回ってくる前に離任することができたが。

 会社によっては、全員清掃に協力を求められることも何度かあった。そういった会社の中には、全員清掃実施日には通常よりも早い出社を求められたところもあり、しかも掃除時間は時間外として扱われていたので、完全に無給だった。
 技術的にはセンシティブなベンチャー企業だったが、旦那が社長をし、その妻が総務部長を務めているような会社だったので、コンプライアンス的におかしなところがあっても、仕方がなかっただろう。

 今までいくつもの業種、履歴書に書ききれないほどの法人に所属していたが、朝礼をするところは多かった。それでも、朝礼に出席しても意味を感じたことはほとんどない。
 自分のように朝礼に価値を見出だせない人間は、社会人の中では少数派なのだろうか。