淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

雨上がりの月曜日

 昨日の午後から降りはじめた雨は、自分が眠りにつくときにはまだ降り続いていたが、今朝目が覚めると上がっていた。
 通勤のために玄関を出ると、思ったよりも温かいのに驚いた。庭の草木も雨に濡れてしっとりと潤っていたが、表通りのアスファルトに目を移すと乾きつつあった。

 最寄り駅までの道中、自転車のペダルを漕ぎながら空を見上げると、最近はあまり見ない柔らかな青空が広がっていた。くっきりとしたポスターカラーのような色合いではなく、水彩絵の具のような淡い青の上に、ちぎられて残ったみたいな雲が浮かんでいた。
 電車を終着駅まで降りて、現場オフィス近くの歩道橋から空を見上げても似た空だったが、幾分雲が動いていた。ビル風は雲の高さまで届いているのだろうか。自分が歩いている歩道橋の高さでは、風も穏やかだったが。

 今朝の通勤中、久しぶりにある忘れ物をしたことに気がついた。それはネクタイ。自分のまわりでは、自宅に財布、スマホやガラ携を忘れることをよく見聞きするが、自分はそれらをほとんど忘れない。
 そのかわりにネクタイはよく忘れる。自宅から締めて出かけることが少ないことも原因だろう。
 スーツやカッターシャツを着ることには、窮屈さを感じないが、ネクタイだけはどうも苦手だ。仕事中に嫌なことがあると、見えない力で締め付けられている気がする、というのは冗談だが。どうしても好きになれない。

 以前はネクタイを忘れ度に、通勤途中のコンビニで買い求めていた。コンビニで買うとネクタイも結構する。それほどモノが良さそうに見えないものでも。気に入らないモノが多く、毎回その場しのぎのためだけになってしまうネクタイがほとんどだ。おかげで安物のネクタイを自分は多く持っている。
 今回の現場ではその轍を踏まないために、ある準備をしておいた。ネクタイを忘れたときのために、自分のキャビネットに予備のネクタイを一本入れておいた。

 するとどういうわけか、今日まで一度も使う場面はなかった。今の現場でクールビズが終わって、ネクタイ着用がドレスコードで義務づけられるようになってから、忘れたことはなかったからだ。
 準備をしておくとトラブルは起きず、備えがないとトラブルが起きてしまうとは皮肉を感じるが、案外そんなことばかりなのかもしれない。

 今日は他にもひとつ忘れ物をした。仕事には支障はないものだが。それは、ステンレス製の保温効果のある蓋付きのマグカップ。仕事をする際に、コーヒーを飲むのに使うものだ。おかげで、今日は午前中に自販機のカップコーヒーを一杯飲んだだけで終わった。
 そのせいか、今日の仕事中は眠気でぼんやりすることが多いまま、1日が過ぎた。
 それでも、今の現場オフィスに通うのは、あと16日……。