淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

美味しいビールを呑むために

 先週の火曜日以来、お酒を口にしていない。晩酌の習慣はないので、一週間ほどお酒から遠ざかることは珍しくはないのだが、今は異常にビールが呑みたい。先週の土曜日、あきらかにスノーボードが上手くなったことも、ひとつの理由ではある。

 だが、もっと美味しいお酒を呑むために、このごろ自分なりに取り組んでいることがある。それは、書きかけの小説を脱稿すること。
 先日、いつも下読みをしてくれている友人に初稿を見てもらったら、いくつもの指摘をもらった。その指摘をもらって、今日は朝からその作品を手直ししている。自分が所属している同人誌の次号に掲載してもらうために。

 本来であれば、1月末が次号の締め切りだったのだが提出されている作品数が少ないことなどもあって、特別に今日まで猶予をもらうことが出来た。
 今日は、家に電機工事業者が見積もりに来るために、在宅しなければいけなかったので、有給休暇を取得した。ただ、彼らのためだけに在宅するのではなく、その間の時間も小説を書き上げる時間に有効に利用しようと考えた。

 お酒が美味しく感じるシチュエーションは人によっていくつかあるだろう。またその数は人によっても違うはずだ。自分は多い方なのだろうか。
 自分がお酒を美味しく感じるシチュエーションのほとんどは、自分に起因することがほとんどではないかということに、最近気がついた。そんな歳になってやっとかよ、と思っている人もいるかもしれないが。

 一番は、自分の何かが変わったとき。スキーでSAJの2級に合格したときは、本当にビールが美味しかった。逆に、家のローンを払いきった後の最初のお酒はそれほどではなかった。
 最近は仕事関連で、お酒を美味しく感じたことはほとんどない。仕事を通して達成感や自分が何か成長できたという実感を味わっていないからだろう。
 今の会社に居る限り、今後もそのようなことはあまり期待出来ない気がする。そもそも、今の自分は仕事にそんなことを全く期待していないが。

 では、直近でいつ美酒が味わえそうか。自分の予想では明日。理由は今書きなおしている小説を今日中に脱稿して、同人誌の主宰に提出して受理された後だ。
 書き上げた作品に対して、作者である自分自身がどれほど納得できるものかに、お酒の味は比例するだろう。

 だが、どんな駄作だったとしても、自分が作りたかったモノを作り上げるという達成感は、今の自分にとっては何にも代えがたい。
 今はそのために、お茶を飲みながら必死にパソコンでワープロソフトと格闘している最中だ。