淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

冬の大三角形とカイロ

 今日は2月8日金曜日、2月の第二金曜日。町内会の夜回りの日だ。
 最近は定時で帰宅出来る日が続いていたが、今日に限って少し残業となってしまった。定時近くに、右隣に座っている自チームのリーダに話しかけられたからだ。
 仕事の話題ではあったが、自分にとってはそれほど重要には思えなかった。それよりも早く帰宅して、今夜の夜回りに備えたかったのに。

 夜回りの開始は20時。それまでに夕食を食べて身体を温めておきたかったからだ。
 先日お肉屋さんで買ったコロッケを温めて、味噌汁と納豆という献立の夕食をなんとか時間までに取ることができた。

 夜回りの集合場所に集合時間の5分前に到着すると、いつものメンバーは既にほとんど揃っていた。シニアな人が多いことも要因だろう。年配者は時間に正確というよりは、予定の時間よりも早すぎる行動をするきらいがあると、考えている。歳のせいで気が短くなっているからだろうか。

 メンバーと集まった時に皆に最初に口にした言葉は、寒いですね。しかも、皆がそれぞれに何回も繰り返していたと思う。
 確か、先月の夜回りの夜も寒かった。こんなに寒いのに、何故スキー場に雪が少ないのか自分は不思議で仕方がなかった。

 そんな寒い夜に、町内のある人からちょっとした心遣いがあった。それは使い捨てカイロの差し入れだ。
 普段、自分はほとんど使わないが。使うシチュエーションは、真冬の釣りくらいだ。ワカサギ釣りのような。
 それでも、せっかくの気持ちなのですぐに使った。あまり使ったことがないので、使い捨てカイロには疎い自分。ビニルの包装を開封して、カイロの片面に張ってあるシールを剥ぎ取ってアウターの下の服に貼り付けた。当たり前だが、すぐには温かくならなかった。

 自分が住む町内は南側と西側が川に面している。南側に面している川は一級河川なので、それなりの河原がある。
 夜回りをして、その川沿いを歩くころになるとようやくカイロが温かくなってきた。カイロを開封してから、10分ほどは過ぎていただろうか。
 それでも、正直寒さを感じた今夜。川沿いは高い建物がないので、寒さや風を遮るものが無いからだ。

 だが、高い建物が無いことのメリットも気づいた、今夜。南の星空が綺麗に見えたのだ。川沿いは住宅や灯りが少ないこともあるだろう。
 オリオン座を見つけて起点にして、冬の大三角形を見つけることが出来た。それだけでも、ちょっと得をした気分になった。
 夜空の星を眺めることを最後に意識したのは、いつだっただろう?