淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

デザリングと吉澤嘉代子

 仕事帰りに栄地下街に立ち寄った。UQモバイルのショップとCDショップに。
 携帯のキャリアをUQモバイルに切り替えてどれくらい経つだろう。ソフトバンクauと大手のキャリアをそれぞれ使ってきたがUQモバイルを使い出してから、気分を害したことはなかった。今日までは。

 自分の持っているスマホはデザリングに対応しているので、その機能を試してみることにしたのだ。
 以前、友人が使っていたスマホのデザリング設定を頼まれたことがあったが、その時はすんなりと行えたので、自分のスマホの設定も簡単だろうと軽く考えていた。
 昨夜、インターネットで調べながら設定を始めると、上手くいかなかった。スマホとパソコンはお互いに認識できたのだがグローバルネットワーク、インターネットに繋がらないのだ。

 解決のヒントを得るために、今日の仕事後にUQモバイルのショップに立ち寄ったのだ。
 入店すると、店頭には誰も居なかった。お客どころか店員さえも。カウンター越しに呼びかけると、若いせいか見た目はそれほど悪くない、女性店員が奥から出てきた。
 自分の要件を伝えると彼女は、自分のスマホがデザリングに対応しているかを調べだした。彼女の答えは自分が調査した結果と同じで、対応機種だった。

 店員は自分に断ってから、スマホの設定と確認を始めた。横で見ていると彼女が触れた範囲は、自分が昨夜設定したところばかりだった。
 結局、彼女は解決してくれるばかりか、自分に何もヒントを与えてくれなかった。挙げ句にスマホを買ったキャリア、auのショップに問い合わせることを自分に促したのだ。
 この態度にはがっかりした。いくら外見が魅力的な女性でも。

 苛つきながら、CDショップに足を向けた。最近、ある人に吉澤嘉代子を教えてもらったので、彼女のアルバムを買うために。
 J-POPのアルバムCDのコーナーを探したが、彼女の作品はひとつも見つけることができなかった。レジカウンターの中に居た女性店員に在庫があるかを問い合わせると、彼女はパソコンの操作を始めた。しばらくすると、在庫は無いので取り寄せになるという。
 自分は首を傾げざるを得なかった。吉澤嘉代子はそんなにマイナーなアーティストなのだろうか、と。自分もつい最近までは、知らなかったことを棚に上げて。

 仕事帰りに立ち寄ったふたつの店で、何ひとつ目的を果たすことが出来なかった。帰宅する電車の中で、自分が会員になっているレンタルショップで買いたかった吉澤嘉代子のアルバムについて調べると、すぐに借りられる状態だったことがわかった。
 また、デザリングについてもネットを調べていたら、解決の糸口を見つけることができた。

 帰宅すると、まずデザリングの設定に取りかかった。帰宅途中に見つけたヒントのおかげで、設定に成功した。
 夕食後、レンタルショップにいそいそと出かけた。吉澤嘉代子のアルバムを借りるために。CDショップよりも広い店内で、彼女のアルバム『女優姉妹』をなんとか見つけたので、借りることができた。

 レンタルショップからの帰り道から、考えずにはいられない。店頭での販売と店員の価値について、を。