淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

還俗したマスヲ

 1泊2日の修行の旅から、たったさっき帰ってきた。自宅の駐車場で車から降りて、最初に感じたことは暖かいこと。自宅の扉を開けた時に、不思議なことにも久しぶりの帰宅のような気がしたことだ。それにはいくつもの理由があるだろう。

 たった1泊とはいえ、久しぶりの1人旅らしい1人旅だったこと。旅の目的がスキーのスキル向上に絞っていたこと。1人きりで過ごした時間が長かったので、深く自分と向き合えたことが影響しているのではないだろうか。
 普段、独り暮らしとはいっても自宅に居れば、母親をはじめ近所に住む身内が訪ねてくるだけでなく、顔なじみのご近所さんと会えば挨拶をして言葉も多少は交わす。
 自宅から仕事に出勤すれば、当然のように顔見知りの人間に会わない日は無い。

 昨夜は19時過ぎには布団に潜り込んだ。シンプルな宿だったこと。スキーとスノーボードの練習にいつも以上に夢中になったために、身体が疲れていたこと。
 もうひとつは宿主の事情もあったのだが、それはまた機会があったら別の文章として書き綴りたい。

 だが、流石にあまりにも早く眠りについたために、夜中に何度も目が覚めた。その度に様々なことに思いを巡らせ、知らず知らずのうちに普段は考えないようなことを考えていた。
 その中でも一番有意義だったのは、先日の新年会で自分に友人がしてくれた助言について、素直に再考できたことだ。今後の自分の生き方として、悪くないプランのひとつとして十分に思えた。

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宿の前から見た、さわんどの風景。
 昨日のblogで宿坊と揶揄した宿を8時過ぎに出発した。宿は上高地の玄関口になる沢渡にある。夏場は人、車やバスがあふれかえって賑やかになるのだろうが、冬に上高地を訪れるもの好きは少ないせいか、まわりは閑散としていたが、宿のまわりの景色はそれほど悪くなかった。
 修行寺には9時過ぎについたが、週末の土曜日とあってか、昨日とは違ってすでに駐車された車は多かった。

 着替えてスキー板を担いで、ゲレンデに向かうと昨日に続いて、フィーリングスキースクールの受講手続きを行った。
 手続きが済むと、講義の開始まで20分ほどの時間があったので、ゲレンデトップまでリフトで昇り、1人で修行を始めると昨日の疲れが残っているのが確認できただけだ。

 ゲレンデベースまで滑ってくると、講義の開始数分前。まわりの景色を見ていると、時間通りにインストラクターが現れた。昨日に引き続き、FSSのシニアディレクターが自分の担当だった。
 リフト乗車中、昨日の講義の感想と講義後のことなどを聞かれた。その会話の中で、スノーボードの修行もしたことを話すと、フロントサイドターンのちょっとしたコツを教えてくれた。

 身体の疲れのせいか、スキーのレベルは昨日ほど向上しなかったが、スノーボードはリフト乗車中の助言のおかげで一変した。初心者コースどころか初級者コースの滑走でも危なげさを感じなくなった。
 だが、スノーボードをしていてつくづく思った。やっぱり自分はスキーの方が大好きであることを。

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中斜面まではフルカービングターンができるようになったが、写真の立て水のような急斜面では身体が逃げてしまってまだまだ上手くいかない。修行は続く…。