淡白マスヲのたんぱく宣言 

40歳過ぎのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で毎日書くので気楽に読んでください。

6分間隔と60円

 今朝も通勤のために名古屋市営地下鉄に乗った。名城線の左回りに。名城線名古屋市のド真ん中、夜にはネオンに彩られる街、錦3丁目の最寄り駅である栄駅を西にして、名古屋市東部をぐるりと一周している。そのために左回り、右回りと呼ばれている。
 全国でも、地下鉄の環状線は珍しいのではないだろうか。

 そんな環状線に欠点もある。運行本数が割と少ないのだ。1日で一番のラッシュ時である8時代でも6分間隔の運転なのだ。名城線の起点である大曽根駅から栄駅を通って金山駅までは、もう少し本数があるのだが、金山駅から名古屋港駅に向かう名港線も走っているからだ。今の現場への初日、自分は間違えてそちらに乗ってしまった。

 毎朝、栄駅から乗車しているが現場のある堀田駅までの駅数は八つで、14分かかる。ちなみに料金は270円。
 こんなに長い時間、毎日通勤で地下鉄に乗るのは、おそらくはじめてだろう。外の景色が見えない地下鉄への乗車はあまり好きにはなれない。

 栄から堀田駅までは、地下鉄意外のルートもある。そのルートは市バスだ。市バスといっても全国でも珍しい基幹バスがそのルートをフォローしている。名古屋市には基幹バスの路線は大きく分けて2系統あるが、そのうちの基幹1号のルートが。
 基幹バスは複数車線ある公道の1車線、指定されたバス専用路線を走るシステムになっている。普通の市バスよりもバス停が絞られていることもあって、多少は早い。

 亡くなった父親はサラリーマンではなくて、フリーのメカニカルエンジニアだった。自分が子供のころは、街中に事務所を構えていたこともあって、たまにそのルートに乗ったことを覚えている。
 一昨日の帰宅時に、懐かしさもあって久しぶりに乗ってみた。名古屋市の市バスは均一の210円であることもあって。堀田から栄までの交通費が、地下鉄よりは60円安い。

 バス停に向かって歩いていると、目の前でバスは通り過ぎた。バス停に辿り着くと、次のバスまでは10分ほどあった。風もある雨の夕方だったので、バス停で待っている時間も長く感じた。
 バスに乗り込むとワクワクしたのも最初だけ。日が暮れた街の車窓は興味を惹かれることもなく、すぐに退屈してきた。時間も地下鉄よりも余分にかかったし。

 地下鉄を使った場合、ドア‐ツー‐ドアで1時間ほどの通勤時間だが、バスを使った一昨日の夕方は90分ほどもかかってしまった。ちょっとしたノスタルジーと60円をけちったばかりに、時間という大切なものを代わりに失った気がした。